Hi-Fi CAMPの新曲、失恋ソングの新定番の予感
70年代には中島みゆき「わかれうた」、オフコース「さよなら」。80年代にはPRINCESS PRINCESS「M」、松任谷由実「リフレインが叫んでる」。90年代は槇原敬之「もう恋なんてしない」、山崎まさよし「One more time,One more chance」、Mr.Children「Over」。00年代にはポルノグラフィティ「サウダージ」、サザンオールスターズ「TSUNAMI」。さて、これらの共通点は?
正解は、各年代を代表する“失恋ソング”たち。別れた相手への想いを綿々と綴ったもの、美しい思い出にどっぷり浸ったもの、終わった恋愛を糧に新しい自身を鼓舞するものなど、いずれもその歌詞の世界に多くのリスナーが共感してきた名曲ばかり。
そして2010年、注目の失恋ソングとして紹介したいのが、Hi-Fi CAMPの「Lost Love Song」。
Vo & MCのSOYAが自身の実体験をもとに綴ったという歌詞は、過ぎ去った恋の情景をなぞる心の機微が瑞々しく描かれ、ノスタルジーを掻き立てる美しいメロディと重なることで、普遍的な魅力を湛えた秀作になっている。
そこで、作詞を担当したSOYAに緊急メール取材を実施。予想外の赤裸々な告白には、ファンの皆さんは一瞬引いてしまうかもしれないが、そんな過去があるから今のSOYAがいて、Hi-Fi CAMPがあるのだ。
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――「Lost Love Song」を書こうと思ったきっかけは?
「この歳になって、若い頃の恋に感謝できるようになったからです。今の成長した自分がいるのは、きっと“失恋”というもののおかげだと思うんです」
――「Lost Love Song」の歌詞と重なる、自身の思い出は?
「<上手に笑えずに塞ぎ込む日々も 君が居てくれたから僕らしく居られたんだ>という歌詞ですね。まぁ…ダークだったもので(笑)」
――過去の恋愛の中で、いちばんほろ苦い思い出を教えてください。
「若い頃の恋は、今思い出すと恥ずかしくなりますね。でも、今となっては全て素敵な思い出です。イエス!」
――実際の恋愛では、フラれることとフること、どちらが多い?
「フる方ですね…みんなは最高、俺最低。謝りたい。謝りたいです」
――「Lost Love Song」はバレンタインの直後のリリースということで、バレンタインにロスト・ラヴしてしまった皆さんへ、励ましのメッセージをお願いします。
「勇気を出して告白できた君は、確実に成長しました。たとえ今は辛くても、いつか必ず“失恋”に感謝できる日が来るので、次の恋に向けて自分磨きしちゃいましょう!!」
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「Lost Love Song」
2010年2月24日発売
FLCF-4320 ¥1,050(tax in)
1. Lost Love Song
2. 一瞬の想いを(「NHKロボコン2009」テーマ曲)
3. You are My Only ~Groove Tongue Remix~
※着うた(R)レコチョク うたにて配信中
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