バスタ・ライムス、7月に新作をリリース。
‘化学療法’と名付けた同作についてバスタ・ライムスは昨年から「業界共々音楽がゆっくり死を迎えつつあるから解毒剤の投与が必要なんだ。経済的打撃という癌が音楽をむしばんでいる。セールス面だけでなく、内容やクリエイティヴィティにおいてもだ。他のアーティストにも波及することを期待して、俺が第一段階の治療を始めるのさ。ジェイ・Z(Jay-Z)やリル・ウェイン(Lil Wayne)がすごいアルバムを作っているからね。ヒップホップは誰かを攻撃するためのものではなく、エンターテイメントの最前線で誰も否定できない斬新な音楽を常に生み出して俺たちが基準を定めることが大切なんだ。重役連中を満足させるものであってはならない」などと熱い思いを語っていた。
同作のプロデュースは公私共に絶好調のスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)を筆頭にロックワイルダー(Rockwilder)、テッド・スムース(Ted Smooth)、ジェリー・ワンダー(Jerry Wonder)などが手掛け、ディディ(Diddy)のユニットであるダーティ・マネー(Dirty Money)、トレイ・ソングス(Trey Songz)、ワイクリフ・ジョン(Wyclef Jean)などがゲスト参加している模様。
◆バスタ・ライムス Artist Info(notrax)
◆バスタ・ライムス Artist Video(notrax)
text by notrax