ホール・オブ・フェイム・アネックス、突然の閉館

ポスト
NYにあるホール・オブ・フェイム・アネックスが、開館たった1年で閉館することになった。アネックスはその名の通り、クリーブランドにあるロックンロール・ホール・オブ・フェイム(ロックの殿堂)博物館の別館として2008年12月にオープン。はっきりとした理由は明かされていないが、2010年1月3日の午後8時をもって閉館することが発表された。

ホール・オブ・フェイム・アネックスは、ザ・ビートルズ、マイケル・ジャクソン、ザ・ローリング・ストーンズ、ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディランなどのアイテム数百点を常時展示。2009年の春より、ジョン・レノンの特別展示会<John Lennon: The New York City Years>が始まり、レノンが撃たれた日に着用していた血まみれの服を収めた紙袋が公開され話題になっていた。

◆参考「ジョン・レノン、検死官から返却された血まみれの服を公開」

オープンした当時はニューヨーク市長も観光者を惹き付ける新たな文化施設として歓迎したものだが、入館者の数は思ったほど伸びなかったようだ。関係者は「予定していたようにはうまく行かなかった。レノンの展示会が始まった当初は多くの人を呼び寄せたが、その後は伸び悩んだ」と『NY Post』紙に話している。

元祖、クリーブランドにあるロックンロール・ホール・オブ・フェイム博物館はこれまで通り営業される。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報