KONTAKT 4、ABSYNTH 5、Guitar Rig 4 PROの新機能を見てきた
10月にKOMPLETE 6をはじめとする新製品が多数リリースされるNATIVE INSTRUMENTS製品について、国内代理店のディリゲントが9月15日に発表会を行った。刷新されたラインナップ構成について既に伝えているところだが、新バージョンの機能について公開されるのは今回がはじめて。ここでは新機能を中心にレポートをお届けする。
◆NATIVE INSTRUMENTSから「KOMPLETE 6」登場、KONTAKTなどがVerアップ
発表会では、まず刷新されたラインナップの構成とその理由について時間が割かれた。
NATIVE INSTRUMENTSの製品ラインナップは当初ソフトウェアのみのだったが、ここ数年で多くのハードウェアを手がけてきている。それらハードウェアの売り上げが非常に伸びてきていることを受け、MASCHINEやKOREといった、ハードウェアとソフトウェアが一体となったツールの開発に注力すると表明。ラインナップを次の次元に押し上げるために、一部製品を生産終了することになったのだという。
生産終了となるのは「PRO-53」、「B4 II」、「ELECTLIK PIANO」、「AKOUSTIK PIANO」、「BANDSTAND」の5製品。
NATIVE INSTRUMENTSのオンラインショップのみの販売へシフトする商品も多い。Reaktor 5、MASSIVE、FM8、KORE 2 Software Edition、ABSYNTH、Guitar Rig 4 PRO、その下位バージョンGuitar Rig Essentialがその対象だ。ソフトウェア単体で店頭販売を続行するものはBATTERY 3、KONTAKT 4の2製品のみとなる。
こうしたラインナップの変化にともない、バンドルパッケージであるKOMPLETEの価格の大幅な見直しを行い、さらに拡販に注力するというのが、今回の新製品群発表段階におけるNATIVE INSTRUMENTSの方針というわけだ。なお、KOMPLETE 6の発売は10月3日に決定しており、価格は市場予想価格59,800円前後、アップデート版は19,800円。また、アップデート版は2009年10月から3ヶ月間限定での提供となり、それ以降はオンラインショップのみの取り扱いとなる。
気になる新バージョンの機能については、発表会のデモの内容に沿って紹介していこう。なお、いずれの製品も発売は10月初旬の予定だ。
●KONTAKT 4
KOMPLETE 6に収録されるほか、単体パッケージでの販売も行われるソフトウェアサンプラー、KONTAKTの新バージョン。市場予想価格は43,800円前後。
標準付属のライブラリは前バージョンより10Gバイトほど増加、その中での目玉はクワイアだ。聖歌隊の合唱を収録したクワイア音源は人気が高く、単体での製品も数多く存在し、高価な価格帯に属する。しかし、KONTAKT 4なら標準で付属するのである。
異なる音同士の自然な変化を実現するモーフィングは注目の新機能だが、この機能のデモはクワイア音源で行われた。クワイアのプログラムは、鍵盤の低音部または画面上のボタンで操作可能なキースイッチにより、「アー」「ウー」といったサンプルを切り替えることができる。新機能のモーフィングによりこのサンプル切り替えが非常に自然で、発音が途切れないようになっているのだ。これはAuthentic Expression Technologyという新技術によるもので、2種類のサンプルの切り替え時に単にボリュームのクロスフェードで行うだけでなく、周波数解析によるフィルターを利用することで実現しているのだという。
シンセサイザー並みのサウンドエディットもKONTAKTの新しい魅力の1つ。フィルターやレゾナンスなどのパラメータが用意され、アナログシンセのような発振も可能。わかりやすく大幅に刷新されたGUIにより、直感的にサウンドの中核的な部分にアクセスできるようになっている。
コードパラメータでは1つの鍵盤を抑えただけで和音を鳴らせるほか、MIDIラーン機能が画面内にあるので、外部コントローラの使用でも手間が減っている。
また、同時発音数が1音に限定された「ソロ」モードが用意されおり、こちらも従来のサンプラーよりもアナログシンセに近い挙動をする。鍵盤でCを抑えたまま、Dを押して離すと、きちんと再度Cの音が途切れずに鳴る。また、グライド(ポルタメント)はソロモードだけでなく和音を弾いた場合でも有効。
従来からのオーケストラやバンド・サウンドなど豊富な楽器音も健在だ。収録サンプルに変化はないものの、使い勝手の向上が図られている部分も多い。
たとえば、オーケストラ音源として以前よりViennaのVSLを収録していたが、GUIの変更により操作が解りやすくなっている。バイオリンのプログラムではキースイッチにより、サスティン/トレモロ/ピチカートといった、奏法ごとのサンプル切り替えがリアルタイムで可能。KONTAKT 3ではどの奏法がサポートされているのか、マニュアルを見なければわからなかったが、今回のバージョンではその奏法が画面に表示される。
ロスレス圧縮によるライブラリの保存機能も大きなトピックだ。これにより最大60パーセントのディスク負荷軽減が図れるという。
仕組みはこうだ。インストールされるオリジナルのライブラリは非圧縮の状態だが、プログラムを保存する際のオプションによりロスレス圧縮が有効になる。保存時に圧縮が行われ、このプログラムの次回読み込み時以降はディスクへの負荷が軽減できるというわけだ。行われたデモでは754MBのバイオリンをロスレス圧縮で保存すると223MBまで減ることが示された。一方、メモリ使用量はさほど変わらないとのこと。ロード時間の短縮が図れるという点で歓迎するユーザーは多いだろう。
●ABSYNTH 5
ABSYNTHはシンセサイザーサウンドの熱狂的なサウンドクリエイターから、ビギナーまでをターゲットにしたシンセサイザーで、サンプルベースからFM、グラニュラーなど多彩なシンセサイズが可能。有機的なサウンドも特徴の1つで、新バージョンの音色プリセット数は1400にも及ぶ。
フレキシブルなシンセサイザーエンジン、セミモジュラー構造による、より深いサウンドメイクは最大の特徴なのだが、一方で設定可能なパラメータが多く、初心者をはじめユーザーが独自のサウンドを作るのが難しいという面も持ち合わせていた。それを解決してくれるのが新たに搭載された「サウンドミューテーションテクノロジー」だ。
“ミューテーション=突然変異”と名づけられた新機能は、まったく意図しない音が鳴ってしまうような単純でランダムなパラメータ設定とは異なる。遺伝子的な突然変異を行わせるというのだ。
まずは基となる音を選択、これに変化を加えていくことになる(こちらを便宜上Aとする)。次にAに加えたい要素を持っている音Bを選択する。音の検索は、楽器の種類、「DARK/BRIGHT/COLD」といった特性、ジャンルなど、イメージを喚起するようなキーワードを選ぶことで絞込みができる新ブラウザを利用する。このブラウザにより1400にも及ぶプリセットから好みのサウンドを見つけることが容易になっているわけだ。
さて、サウンドAとBを選んだら、次は、Aに対してBの要素をどれだけ盛り込むかを設定すれば準備は完了。「Mutate」ボタンで新しい音が生成される。ミューテートしたあとで、画面上にあるブライトネス、ボリューム、BASSなどを微調整することもできるので、初心者でも気に入った音にたどり着くのはさほどむずかしくないといった印象だ。
また、何度やっても同じ音は鳴らないので、次々とさまざまな音が楽しめるのもおもしろい。履歴が残せるので先に作った音に戻ることも可能。さらにオシレーターやエンベロープなど、モジュールごとにミューテーションのON/OFFができるので、熟練者も満足いく結果が得られるだろう。“オシレーターの要素は残したいが、モジュレートはぐちゃぐちゃにしたい”とか、“アタックの強い音をストリングスっぽくするために、エンベロープのみONにする”なんていう設定にすればいいのだ。
初心者でもプリセットを使うだけでなく、これまでにない新たな音作りが楽しめる、非常におもしろいシンセになったABSYNTH 5。KOMPLETE 6に収録されるほか、単体ではオンラインショップでのみ販売される。価格は$199。
●Guitar Rig 4 PRO
ギター&ベースアンプシミュレーターの新バージョンは、新たに「PRO」と銘打って登場。ペダルやスイッチ、オーディオインターフェイスを搭載したハードウェア「Rig KONTROL 3」が付属するパッケージ「Guitar Rig KONTROL」は49,800円前後、ソフトウェアのみのバージョンはオンラインショップのみの販売で、価格は$199となっている。
ギターとベースのサウンドメイキングに必要な要素がすべて詰まった内容で、アンプ×14、エフェクト×48、ベースキャビネット×6、ロータリースピーカー×4、マイク×9を揃えている。
このうち新規追加されたアンプは2種類。MarshallのJMP-45をエミュレーションした「Hot Plex」、JCM800の改造品をエミュレーションした「Jump」。後者は名前からもわかるとおり、エドワード・ヴァン・ヘイレンのサウンドをエミュレートしているのだという。ちなみに、この「Jump」は10月より配布される無償版の「Guitar Rig GO」にも収録されるとのこと。
エフェクトでは、Grain Delay、Octaverb、Iceverb、Twin Delayという4つのリバーブ、ディレイ系のモジュールが追加されている。Iceverbは凍りつくようなイメージのリバーブ、Twin Delayはシンプルなピンポンディレイだ。最もユニークなGrain Delayはグラニュラーシンセシスによるもので、ディレイ音をフリーズ(=同じ音を連続して出し続ける)させることができるほか、さらにその音の音程を変化させることも可能だ。通常のバンド演奏では使いどころが難しいが、インプロビゼーション系のアーティストならチェックしておきたいサウンドだ。
エンジニア志向のユーザーには、新規追加の「コントロールルームキャビネットモジュール」が魅力的に映るだろう。各キャビネットに複数のマイクをセッティングした状態をミキシングできるモジュールで、従来からの「MIC & Cabinet」よりも細かいサウンドメイキングができるようになっている。
◆ディリゲント
◆NATIVE INSTRUMENTS
◆BARKS 楽器チャンネル
◆NATIVE INSTRUMENTSから「KOMPLETE 6」登場、KONTAKTなどがVerアップ
発表会では、まず刷新されたラインナップの構成とその理由について時間が割かれた。
NATIVE INSTRUMENTSの製品ラインナップは当初ソフトウェアのみのだったが、ここ数年で多くのハードウェアを手がけてきている。それらハードウェアの売り上げが非常に伸びてきていることを受け、MASCHINEやKOREといった、ハードウェアとソフトウェアが一体となったツールの開発に注力すると表明。ラインナップを次の次元に押し上げるために、一部製品を生産終了することになったのだという。
生産終了となるのは「PRO-53」、「B4 II」、「ELECTLIK PIANO」、「AKOUSTIK PIANO」、「BANDSTAND」の5製品。
NATIVE INSTRUMENTSのオンラインショップのみの販売へシフトする商品も多い。Reaktor 5、MASSIVE、FM8、KORE 2 Software Edition、ABSYNTH、Guitar Rig 4 PRO、その下位バージョンGuitar Rig Essentialがその対象だ。ソフトウェア単体で店頭販売を続行するものはBATTERY 3、KONTAKT 4の2製品のみとなる。
こうしたラインナップの変化にともない、バンドルパッケージであるKOMPLETEの価格の大幅な見直しを行い、さらに拡販に注力するというのが、今回の新製品群発表段階におけるNATIVE INSTRUMENTSの方針というわけだ。なお、KOMPLETE 6の発売は10月3日に決定しており、価格は市場予想価格59,800円前後、アップデート版は19,800円。また、アップデート版は2009年10月から3ヶ月間限定での提供となり、それ以降はオンラインショップのみの取り扱いとなる。
気になる新バージョンの機能については、発表会のデモの内容に沿って紹介していこう。なお、いずれの製品も発売は10月初旬の予定だ。
●KONTAKT 4
KOMPLETE 6に収録されるほか、単体パッケージでの販売も行われるソフトウェアサンプラー、KONTAKTの新バージョン。市場予想価格は43,800円前後。
標準付属のライブラリは前バージョンより10Gバイトほど増加、その中での目玉はクワイアだ。聖歌隊の合唱を収録したクワイア音源は人気が高く、単体での製品も数多く存在し、高価な価格帯に属する。しかし、KONTAKT 4なら標準で付属するのである。
異なる音同士の自然な変化を実現するモーフィングは注目の新機能だが、この機能のデモはクワイア音源で行われた。クワイアのプログラムは、鍵盤の低音部または画面上のボタンで操作可能なキースイッチにより、「アー」「ウー」といったサンプルを切り替えることができる。新機能のモーフィングによりこのサンプル切り替えが非常に自然で、発音が途切れないようになっているのだ。これはAuthentic Expression Technologyという新技術によるもので、2種類のサンプルの切り替え時に単にボリュームのクロスフェードで行うだけでなく、周波数解析によるフィルターを利用することで実現しているのだという。
シンセサイザー並みのサウンドエディットもKONTAKTの新しい魅力の1つ。フィルターやレゾナンスなどのパラメータが用意され、アナログシンセのような発振も可能。わかりやすく大幅に刷新されたGUIにより、直感的にサウンドの中核的な部分にアクセスできるようになっている。
コードパラメータでは1つの鍵盤を抑えただけで和音を鳴らせるほか、MIDIラーン機能が画面内にあるので、外部コントローラの使用でも手間が減っている。
また、同時発音数が1音に限定された「ソロ」モードが用意されおり、こちらも従来のサンプラーよりもアナログシンセに近い挙動をする。鍵盤でCを抑えたまま、Dを押して離すと、きちんと再度Cの音が途切れずに鳴る。また、グライド(ポルタメント)はソロモードだけでなく和音を弾いた場合でも有効。
従来からのオーケストラやバンド・サウンドなど豊富な楽器音も健在だ。収録サンプルに変化はないものの、使い勝手の向上が図られている部分も多い。
たとえば、オーケストラ音源として以前よりViennaのVSLを収録していたが、GUIの変更により操作が解りやすくなっている。バイオリンのプログラムではキースイッチにより、サスティン/トレモロ/ピチカートといった、奏法ごとのサンプル切り替えがリアルタイムで可能。KONTAKT 3ではどの奏法がサポートされているのか、マニュアルを見なければわからなかったが、今回のバージョンではその奏法が画面に表示される。
ロスレス圧縮によるライブラリの保存機能も大きなトピックだ。これにより最大60パーセントのディスク負荷軽減が図れるという。
仕組みはこうだ。インストールされるオリジナルのライブラリは非圧縮の状態だが、プログラムを保存する際のオプションによりロスレス圧縮が有効になる。保存時に圧縮が行われ、このプログラムの次回読み込み時以降はディスクへの負荷が軽減できるというわけだ。行われたデモでは754MBのバイオリンをロスレス圧縮で保存すると223MBまで減ることが示された。一方、メモリ使用量はさほど変わらないとのこと。ロード時間の短縮が図れるという点で歓迎するユーザーは多いだろう。
●ABSYNTH 5
ABSYNTHはシンセサイザーサウンドの熱狂的なサウンドクリエイターから、ビギナーまでをターゲットにしたシンセサイザーで、サンプルベースからFM、グラニュラーなど多彩なシンセサイズが可能。有機的なサウンドも特徴の1つで、新バージョンの音色プリセット数は1400にも及ぶ。
フレキシブルなシンセサイザーエンジン、セミモジュラー構造による、より深いサウンドメイクは最大の特徴なのだが、一方で設定可能なパラメータが多く、初心者をはじめユーザーが独自のサウンドを作るのが難しいという面も持ち合わせていた。それを解決してくれるのが新たに搭載された「サウンドミューテーションテクノロジー」だ。
“ミューテーション=突然変異”と名づけられた新機能は、まったく意図しない音が鳴ってしまうような単純でランダムなパラメータ設定とは異なる。遺伝子的な突然変異を行わせるというのだ。
まずは基となる音を選択、これに変化を加えていくことになる(こちらを便宜上Aとする)。次にAに加えたい要素を持っている音Bを選択する。音の検索は、楽器の種類、「DARK/BRIGHT/COLD」といった特性、ジャンルなど、イメージを喚起するようなキーワードを選ぶことで絞込みができる新ブラウザを利用する。このブラウザにより1400にも及ぶプリセットから好みのサウンドを見つけることが容易になっているわけだ。
さて、サウンドAとBを選んだら、次は、Aに対してBの要素をどれだけ盛り込むかを設定すれば準備は完了。「Mutate」ボタンで新しい音が生成される。ミューテートしたあとで、画面上にあるブライトネス、ボリューム、BASSなどを微調整することもできるので、初心者でも気に入った音にたどり着くのはさほどむずかしくないといった印象だ。
また、何度やっても同じ音は鳴らないので、次々とさまざまな音が楽しめるのもおもしろい。履歴が残せるので先に作った音に戻ることも可能。さらにオシレーターやエンベロープなど、モジュールごとにミューテーションのON/OFFができるので、熟練者も満足いく結果が得られるだろう。“オシレーターの要素は残したいが、モジュレートはぐちゃぐちゃにしたい”とか、“アタックの強い音をストリングスっぽくするために、エンベロープのみONにする”なんていう設定にすればいいのだ。
初心者でもプリセットを使うだけでなく、これまでにない新たな音作りが楽しめる、非常におもしろいシンセになったABSYNTH 5。KOMPLETE 6に収録されるほか、単体ではオンラインショップでのみ販売される。価格は$199。
●Guitar Rig 4 PRO
ギター&ベースアンプシミュレーターの新バージョンは、新たに「PRO」と銘打って登場。ペダルやスイッチ、オーディオインターフェイスを搭載したハードウェア「Rig KONTROL 3」が付属するパッケージ「Guitar Rig KONTROL」は49,800円前後、ソフトウェアのみのバージョンはオンラインショップのみの販売で、価格は$199となっている。
ギターとベースのサウンドメイキングに必要な要素がすべて詰まった内容で、アンプ×14、エフェクト×48、ベースキャビネット×6、ロータリースピーカー×4、マイク×9を揃えている。
このうち新規追加されたアンプは2種類。MarshallのJMP-45をエミュレーションした「Hot Plex」、JCM800の改造品をエミュレーションした「Jump」。後者は名前からもわかるとおり、エドワード・ヴァン・ヘイレンのサウンドをエミュレートしているのだという。ちなみに、この「Jump」は10月より配布される無償版の「Guitar Rig GO」にも収録されるとのこと。
エフェクトでは、Grain Delay、Octaverb、Iceverb、Twin Delayという4つのリバーブ、ディレイ系のモジュールが追加されている。Iceverbは凍りつくようなイメージのリバーブ、Twin Delayはシンプルなピンポンディレイだ。最もユニークなGrain Delayはグラニュラーシンセシスによるもので、ディレイ音をフリーズ(=同じ音を連続して出し続ける)させることができるほか、さらにその音の音程を変化させることも可能だ。通常のバンド演奏では使いどころが難しいが、インプロビゼーション系のアーティストならチェックしておきたいサウンドだ。
エンジニア志向のユーザーには、新規追加の「コントロールルームキャビネットモジュール」が魅力的に映るだろう。各キャビネットに複数のマイクをセッティングした状態をミキシングできるモジュールで、従来からの「MIC & Cabinet」よりも細かいサウンドメイキングができるようになっている。
◆ディリゲント
◆NATIVE INSTRUMENTS
◆BARKS 楽器チャンネル
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