渋谷でキラキララと輝いた、 キャナァーリ倶楽部ライヴ（前編）

つんく♂プロデュースのもと、順調に活動の幅を広げてきたガールズ・グループ、キャナァーリ倶楽部が、11月9日（日）に、彼女たちにとって3回目となる単独ライヴを渋谷O-EASTで行なった。（全2回掲載・前編）

●＜キャナァーリ倶楽部ライブ2008秋 ～渋谷でキラキララ～＞ライヴフォトアルバム

ファンの熱気が立ち込める中、ライヴはスタート。SEとともステージの幕が開くと、そこにはミラーボールに照らされたキャナァーリ倶楽部9人の姿が。グループ結成前には、それぞれファッション誌などでモデルとしても活動していた彼女たちだけに、ステージ上の美しい立ち姿にはため息が出てしまう。

注目の1曲目は、元気いっぱいのキャナァーリ倶楽部とはうって変わった、ちょっと大人の「Rainy～雨に打たれて～」。ファンもこの選曲には驚きを覚えたはず。さらに、ミリオンセラーとなったニンテンドーDSソフト『リズム天国ゴールド』でも大人気の楽曲「ドキッ！こういうのが恋なの？」をえり～な、おっきゃん、うっちぃの3人が歌う。怪我によりステージをお休みしていたえり～な。先日の落語イベントで久しぶりにファンの前に姿を表した彼女だったが、今回のライヴではついにステージ復帰。安静をとって椅子に座ったままでの歌唱となったものの、会場満員に詰め掛けたファンは久々に歌う彼女の姿に “えり～ない～な” と思ったことだろう。『リズム天国』のキャラクターがそのまま現実に飛び出してきたかのようなパフォーマンスに、オーディエンスは手拍子で熱く応えていた。

メンバーによる一言挨拶の後、キャナァーリ倶楽部らしい元気一杯の曲、「FAITH！」「ピカピカ！」「HAPPYやなぁ！」を3曲立て続けに披露。さらにMCを挟んで、いよいよ今月にメジャーデビューする小川真奈が登場した。

ステージに立った小川真奈。まずはバラード曲「Lonely Moon」で会場のファンを包み込むと、今度はロック調な「スッピンロック」。静と動のコントラストによって、ファンのテンションも一気に上昇する。彼女は、テレビアニメ『ヒャッコ』のオープニングとなっている「スッピンロック」をステージ狭しと駆け巡り熱唱した。

続いて、ゲストの一組でもあるTHE ポッシボーの後藤夕貴が登場し、「スッピンロック」のカップリング曲「学園生活」を小川真奈＆後藤夕貴でパフォーマンス。ライヴならではのスペシャルバージョンとなったこの曲（シングルでは、『ヒャッコ』で上下山 虎子を演じる、声優の折笠富美子とのデュエット）、途中からはキャナァーリ倶楽部の他のメンバーがコーラスとして参加した。

●「渋谷でキラキララと輝いた、キャナァーリ倶楽部ライヴ（後編）」に続く
●小川真奈「スッピンロック」PV映像＆フォトアルバムなど