フランツ・フェルディナンド、身体を張ってレコーディング
フランツ・フェルディナンドは、まさに身体を張って新作のレコーディングに挑んでいるようだ。実験的なサウンドを作り出すため、天井まで上ったという。
フロントマンのアレックス・カプラノスはBBCにこう話している。「スタジオでは、ダン(・キャリー/プロデューサー)といろいろ実験してるよ。彼は、これまでよりワイルドな方法でレコーディングさせようとしてるんだ。ドロッパー・エフェクトってのも試してみた。ほら、道で救急車に遭遇したとき、近づいてくるにしたがってサイレンのピッチが変わってくるだろ。あれと同じだよ」
このエフェクトを出すため、ギタリストのニック・マッカーシーは天井まで上ったそうだ。「“What She Came For”でやってみたんだ。スタジオの隣にあるでかいホールでギターをレコーディングしてたんだけど、ニックが天井まで上ってマイクのケーブルを天井の垂木の間からギター・スピーカーの上までたらしたんだ。俺らがレコーディングしてる間、ダンがそのマイクをギター・アンプの上で振り回してた。それで、驚きのサウンドが作れたのさ」
フランツ・フェルディナンドはこの夏、レコーディングの合間をぬっていくつかのフェスティヴァルに出演中。ニュー・アルバムは来年初めのリリースが予定されている。
Ako Suzuki, London