デイヴ・リー・ロス、警察に止められたのは偽者

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5月末、スピード違反で警察に止められた男性が、自分はデイヴ・リー・ロスだと名乗ったそうだが、“本物”のデイヴいわく、それは偽者だという。5月終わり、カナダの警察はオンタリオ地域で猛スピードで飛ばす車を停止させた。ドライバーは「ナッツのアレルギー反応で緊急事態だ」と弁明。警官は彼の病状を考慮し、IDの提示を求めることなく救急車を出動されたとの報道がなされていた。

このニュースに対し、デイヴ本人は「俺じゃない」との声明を発表した。「俺は、フェス出演のため6月1日から4日までの間しかカナダにいなかった。警察と関わっちゃいない」「俺がアレルギー反応を示すのは、批評だけだ」

この偽者、デイヴの名を語りこれまでたくさんの人々を騙してきたらしい。彼は、同じくオンタリオ州のクラブでヴァン・ヘイレンの曲「Ice Cream Man」をパフォーマンスし、看護婦とドンちゃん騒ぎをする姿も目撃されている。目撃者は「“デイヴ・リー・ロスですか?”って訊いたら、“そうだ。でもここでは論争になっているようだがな”と答えた」と話している。

スピード違反の出来事がひと月もたって話題になったのは、車を停めた警官がデイヴ・リー・ロスのことを知らず、最近になって報告書を読み返していた別の捜査官がロスの名を見つけ“おおっ!”っとなったからだといわれている。

警察はすでに偽者の正体をつきとめており、事実を調査中らしい。

Ako Suzuki, London
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