キース、「父親の遺灰を吸引したよ」話はまったくの冗談

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ローリング・ストーンズのキース・リチャーズが、NME誌のインタヴューで「父親の遺灰をコカインと一緒に吸引した」という驚きの告白をし世間を騒がせたが、これは彼流の冗談だったようだ。彼は、ニュースが世界中を巡った途端、否定するコメントを発表した。

リチャーズは、NME最新号でこう話していた。「これまで吸い込んだ中で、1番変わってたもの? 親父だよ。俺は親父を吸ったんだ。火葬だった。遺灰をすり潰してコカインと混ぜてみたいって、衝動にかられたんだ。親父は気にしなかったと思うぜ。文句は言わないさ。なかなか良かったよ。それに俺は今も生きてるわけだしさ」

この話はタブロイド紙の一面を飾るなど、大きな話題に。数あるリチャーズの奇行の中でもトップ・クラスの衝撃だった。

しかし、リチャーズのマネージャーは「あれは冗談。彼ら(NME)が本気にしたなんて信じられない」とコメント。リチャーズ自身も「あの話は解釈違い」との声明を発表した。「あの時点(父親が亡くなった'02年)でもうコカインはやってない。自殺したいっていうなら話は別だがな。でかいイングリッシュ・オークを植えたっていうのが、本当の話だ。遺灰が入った箱の蓋を開けてさ。親父はいまオーク・ツリーを育ててるんだ。俺のしたことに満足してるだろうよ」

リチャーズと父親は、60年代にリチャーズが家を飛び出して以来、20年近く口を利かない時期もあったという。しかしその後、仲直り。父親はリチャーズがツアーに出ている間、孫娘の面倒を見るなど息子を助けたという。晩年は、コネチカットにあるリチャーズの家で過ごしていた。

Ako Suzuki, London
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