音楽史の“初めて”リスト

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何ごとであれ“初めて”というのはインパクトが強いもの。2番目や2回目以降は印象が薄れるかもしれないが、最初の人物や物事は長く記憶に残るようだ。Blender.comがそんな“初めて”を特集し、音楽界の“1stリスト”なるものを発表した。

たとえば、最初のロックソング、最初のダブル・アルバム、また、初めてアカデミー賞にノミネートされたラッパーといったものから、嘔吐物を詰まらせて死亡した最初のロックスター、バンドメンバーの死体の一部を食べたミュージシャンといったものまで、'50年代~'04年の<最初>が20項目以上にわたって列挙されている。

質問形式にして一部を抜粋すると、1)“初の英語以外の全米No.1ソングは?”2)“最初のダブル・アルバムは?”3)“歌詞付きの初のロック・アルバムは?”4)“CDリリースされた最初のロック・アルバムは?”5)“ポップチャートで最初に1位を獲得したラップ・ソングは?”6)“アカデミー賞にノミネートされた最初のラッパーは?”といった感じだ。誰もが知っている有名なものから、中にはトリビアとして楽しめそうなものまで、新旧とりまぜた<最初>が紹介されている。

ちなみに、上の答えは1)坂本九の「Sukiyaki/上を向いて歩こう」('63年)/2)『Blonde on Blonde』ボブ・ディラン/3)『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』ビートルズ/4)『52nd Street』ビリー・ジョエル/5)「Ice Ice Baby」ヴァニラ・アイス/6)ウィル・スミス。

また、ジミ・ヘンドリックスが吐瀉物を詰まらせて死亡した最初のロックスターとして挙げられているのをはじめ、オーティス・レディングの『Dock of the Bay』が“遺作の1位”になった最初のアルバムとして、さらに、マール・ワトソンがトラクター事故で死亡した最初のミュージシャンとして記録されている。

このほか、ノルウェーのメタルバンド、メイヘムのギタリストが頭を撃って自殺したメンバーの脳を料理したことやキャット・スティーヴンスがミュージシャンとして最初にテロリストの危険人物リストに入れられたことが、歴代“1stリスト”に掲載された。

T.Kimura
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