音楽史上最強の離婚劇とは……?

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出会いあれば、別れあり。長い人生の瞬間で出会ったふたりは、いつかは別れる定めにある。それが早いか/遅いか、きれいに別れるか/ドロドロに縺れるか、それは人それぞれと言っていいだろう。雑誌『BLENDER』は、そんなロック界における離婚劇を掲載し、いろいろな意味で浮世離れしているスターたちの“別れ”を紹介した。

先ずは結婚、出産でも大きな話題を提供してくれたブリトニー・スピアーズ。わずか55時間で破局という、ある意味かなり電撃的な結婚劇は、世界中の人々に強烈な印象を与えたはずだ。ちなみに、その時の結婚相手である幼なじみの相手は、その後ちょっとした有名人となっている。

そして、離婚劇といえば、彼の存在を忘れることはできない。そう、エミネムだ。まるで無限ループのように繰り返される、キンバリーとの結婚→離婚→再婚→……。この件に関しては、訴訟沙汰も絶えない。とりわけ、彼の鬱積した感情は「Kim」(『The Marshall Mathers LP』)に代表され、ステージでも殺しのパフォーマンスが物議をかもした。

マーヴィン・ゲイといえば、名曲「What's Going On」でベトナム戦争に問題提起したことばかりが知られているが、実はアルバム『Here, My Dear』という問題作を残しており、この作品は離婚後の慰謝料に充てられたという。ちなみに、邦題は『離婚伝説』。まさに名訳!

他にも、デヴィッド・ボウイとアンジェラ(No.4)、ミック・ジャガーとジェリー・ホール(No.5)、マイケル・ジャクソンとデビー・ロー(No.6)といったスーパースターの離婚が挙げられている。

7組目には精神、肉体的にも見事な復帰を果たしたマライア・キャリーが選ばれた。さらに、記憶に新しいジェシカ・シンプソンとニック・ラシェイの衝撃的な破局のほか、リチャード・トンプソンとリンダ・トンプソン、最後にロニー・スペクターへの慰謝料をトラック1台分の5セント硬貨で支払ったとされる“ウォール・オブ・サウンド”のフィル・スペクターが取り上げられている。

T.Kimura
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