トラヴィスのフラン、スーダン旅行は「大ショック」

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トラヴィスのフロントマン、フラン・ヒーリィが、バンド・エイド20を代表して訪れたスーダンでの体験をBBCニュースで語った。彼はスーダンで目にしたものに「大ショックを受けた」と話している。

「大ショックだった。“俺に何ができるんだろう?”ってずっと考えてた。テレビで見ると薄っぺらいけど、実際、目にしてみると衝撃的だった。俺は、世間知らずだったよ。アフリカの人々は絶望してて弱いんだなんて考えてたんだ。でも、あんなに強い人達には会ったことない。どんな困難にも負けてない。どうやって、それができるのかはわからないけど」

1週間のスーダン旅行を終え、英国に戻ったばかりのヒーリィは現在、現地での体験を“消化中”だという。有名人である立場をいい意味で利用し、この先アフリカの人々のためにできるだけのことをしたいと考えている。「その場に行ってリポートできるのは、有名人の特権だと思う。俺みたいにシンガーという立場にあれば、自由に話し意見を述べることができる」

ヒーリィは、バンド・エイドに参加しアフリカを訪れたというだけでは終わりにできないと話している。「(この問題には)もっと係わっていきたいと思ってる。またアフリカに戻って、もっといろいろ見てみたいんだ」清潔な水の不足に驚いた彼は、もっと改善できることがたくさんあると感じたという。

バンド・エイド20の「Do They Know It's Christmas?」は発売以来、60万枚以上のセールスを上げている。もし100万枚を売り上げれば、およそ300万ポンド(6億円)がスーダンの人々を救済するのに役立てられる。

Ako Suzuki, London
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