デイヴ・マシューズ・バンド、環境汚染で訴えられる

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デイヴ・マシューズ・バンドがイリノイ州から訴えられた。最新のAP通信などによると、バンドのツアーバスが、同州を流れるシカゴ川に363キロの人間の排泄物を投棄したという。捨てられた排泄物は運行していた遊覧船を直撃。100人以上の乗客が尿まみれになったほか、数人が吐き気などの症状を訴えて近くの病院で検査を受けた。また、遊覧船には悪臭が立ちこめ、消毒作業をしなければならなかったという。この投棄の実体は監視カメラの映像で明らかになった。

検事総長は「特殊な事件だが、環境と公衆衛生を妨害したのは事実」と話している。ツアーバスの運転手は「事件と無関係」と主張しているが、バンドの代理人は声明の中でバンドは「捜査に協力する」と発表している。

イリノイ州は水質汚染と公的妨害でバンドに対し7万ドル(約750万円)の損害賠償を求めている。

ツアーバスはバンドがリース契約で使用しているもの。当日は滞在するダウンタウンのホテルへ向かう途中だった。

デイヴ・マシューズ・バンドは10月1日からブルース・スプリングスティーン、R.E.M.、パール・ジャム、ディクシー・チックスほかと共に、11月の米大統領選のための“VoteForChange”ツアーを行う。

T.Kimura
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