体調不良により数公演を中止したパール・ジャム「死ぬかと思うような体験だった」
パール・ジャムのフロントマン、エディ・ヴェダーが、3公演を中止することとなったバンド内で発症した病について「死ぬかと思うような体験だった」と語った。
パール・ジャムは、体調不良を理由に、6月29日から7月3日までの期間、英国ロンドン、ドイツ・ベルリンで開催予定だった計3公演を中止し、7月6日のスペイン・バルセロナ公演でツアーを再開した。具合が悪かったメンバーの名前は明かされていないが、複数いたと伝えられ、ヴェダーもその1人だったと推測されていた。
バルセロナ公演で約10日ぶりにステージに立ったヴェダーは、病名には触れなかったものの、「死ぬかと思う体験だった」とオーディエンスに伝えた。「とても不快で、恐ろしくもなった」「息ができないんじゃないか、朝までもたないんじゃないか、病院へ行くべきだったんじゃないかって。僕らの数人がそうだった」
そして、こんな体験をすると「この人生がどれほど大切なものなのか、実感する」と続けた。「あちこち旅でき、今夜ここにいるような素晴らしい人たちの前でプレイできるこの惑星に暮らしているのが、どれだけラッキーなことか。だから、心を打つ体験だった。当分忘れることはない」
6月22日にスタートしたヨーロッパ・ツアーは今週土曜日(13日)まで続き、8月22日から北米ツアーが開催される。
Ako Suzuki