【俺の楽器・私の愛機】1871「Dumbloid、Brown Feather、そしてEP Booster」

2025.06.26 08:08

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【Shin’s Music Dumbloid-X/Dumbloid】(埼玉県 Ricky Corgi 16 X1歳)

ギターがGibson custom shop 1960 les paul Murphy aged 、Paul Reed Smith Wood Library Custom 24、Psychederhythm Standard-S SSH、アンプが約30年愛用のMATCHLESS Lightning 15との超お気に入り。もうギターやアンプのセットは完成形なので、今回エフェクターボードを見直しました。

今回、Dumbloid-X(新規導入)とBrown Feather(5年以上使用)を歪み2系統のメイン二台とし、更にアンプ直前プリアンプとしてDumbloidを新規導入しています。

このエフェクターボードの特徴としては下記の通りです。

・Vital Audio VA-08にて電源ノイズを抑え、安定した電源を供給。デジタルとアナログエフェクターの組み合わせの最適化。
・Bam Basic Effectribe High Def I/F Bufferにてギター直後とアンプ直前のシグナルをローインピーダンス化してノイズの影響を受けにくく、かつ音質劣化も抑制。

MATCHLESS Lightning 15にはsend/return端子がなく、全てのエフェクトペダルが直列となるため導入しています。(スイッチャーには全く興味がないのです。笑)

・ギター信号をコンプレッサーで整え、その原音をボード入力初期EP Boosterにクリーンブースターとして接続し、原音に艶と太さを加味。ON/OFFで明確な違いあり、ONでは原音が本当に艶々とします。
・EP Booster後にISP TECHNOLOGIESのDECIMATOR IIを接続。原音に影響を与えることなくノイズをカット。このDECIMATOR II、ON/OFFで全くノイズカット状態が異なり、極めて秀逸なペダルです。
・Bam Basic EffectribeにオーダーしたA/B Loop Switch Boxにてクリーン1系統と歪み2系統が選択可能。系統変化の際のノイズ対策としてFoot SWはクリック感無いSWを使用しています。
・アンプへの出力前にBoot-Leg Deep Boxにて低音域や中音域を強調かつタイトに。このDeep Boxも地味なエフェクトながら秀逸で約25年愛用しています。
・Deep Box後アンプ直前にDumbloidをプリアンプとして接続。MATCHLESS Lightning 15からの出音に深みと明瞭さを加味。プリアンプとしてのDumbloid、ON時には歴然と深み、明瞭さがBoostされ、非常にお気に入りです!

基本的にアンプクリーンにセッティングし歪み加減はDumbloid-XとBrown Featherで調整しています。
(以下個人的感想ですので・・・ご理解を)

Dumbloid-XとBrown Featherの歪みですが、Dumbloid-Xは良い意味で『エッジの取れた潰れた音』。なんと言うか、『太く丸みある割れた心地よい歪み』。Legacy的なDumble Ampはもちろん触れた事は無いですが、極めて秀逸なヴィンテージアンプをドライブさせた歪みを想像容易いです。Dumbloid-Xの『音の太さ』は特筆ものです。

Brown Featherは『ブラウンサウンド直系の繊細な歪み』と感じます。正に『あの音』が再現可能です。セッティング次第でどちらのペダルとも分離感はすごく良く出る素晴らしい歪み系ペダルです。但し、当然ながらそのキャラクターは全く異なります。

Dumbloid全シリーズを試した事はないのですが、Dumbloid-Xは『アンプを選ぶペダル』であり『プリアンプとしてのDumbloidを併用すると別次元となる』と感じます。

プリアンプとしてのDumbloidも極めて絶品です。アンプクリーンの原音が繊細でキラキラしているからこそ、Dumbloidシリーズ本来のポテンシャルがドライブ/プリアンプとして絶大な効果を示すと思います。

対して、Brown Featherは『是非とも最初に使って欲しい歪み系ペダル』であり、とても使いやすく『人懐っこいペダル』と感じています。私自身、Brown Featherは使い始め直後から現在まで約5年間以上大のお気に入りです。

「基本セッティングはこれくらいかな?!」の現時点ですが、「これがMy own setting for Dumbloid-X」となるには、まだまだたくさんの試行錯誤が必要です。

エッジが丸く太く歪んだ音のDumbloid-XとキラキラクリーンサウンドのMATCHLESS Lightning 15との相性はとても良いと感じています。あとは、私がDumbloid-X/ Dumbloidのポテンシャルを如何に模索していくか?!これからがとても楽しみです!!!

現状のエフェクトボードでほぼ完成形と考えています。至高のギターが奏でた入力信号をインピーダンス調整し、整えられた原音にノイズ処理を施し、最高のペダルでドライブして極上のアンプから出力されるサウンドを楽しむ。本当に幸せなひと時を与えてくれる理想的なセットです。

   ◆   ◆   ◆

完全に沼の中を徘徊しているやばい殿方や。しかも足を取られやすい沼地の中で、自分の歩いた足跡を完全に把握し、何度も同じ歩幅で沼中の足跡上を徘徊してまわるという超人的な神業をご披露いただいている。ここには常人では到達できそうもない有益な情報と高度なスキル話が渦巻いているけれど、注意したいのは、この環境があって、それをジャッジする目利きがあってこそのセットアップというところ。極めて個人的には「Brown Feather絶対欲しいー」と脈拍が上がりましたが、いやいやクリーンが不得意なモデファイ・マーシャルに突っ込んだらあかんことになるんちゃうか、という私の良心アラートが激しく点滅しています。ああ、悩ましい投稿に心が乱された。(BARKS 烏丸哲也)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。
(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
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