ザ・スミスのベーシスト、アンディ・ルークが死去

ザ・スミスのベーシストだったアンディ・ルークが亡くなった。59歳だった。膵臓がんを患っていたという。
元バンド・メイトで友人のジョニー・マーが、金曜日(5月19日)、「深い悲しみと共に、アンディ・ルークが膵臓がんを長く患った末、亡くなったことを伝える」と、SNSを通じ訃報をもたらした。「アンディは、彼を知る人たちからは優しく美しい心の持ち主だったと、音楽ファンからは素晴らしい才能を持ったミュージシャンだったと記憶に留められるだろう」
ザ・スミスのドラマーだったマイク・ジョイスは「僕が一緒にプレイすることができた最も才能あるベース・プレイヤーだったというだけでなく、僕が知る最も愛しく面白い男だった。アンディはこの場を去ったが、彼の音楽のレガシーは永遠に残る。もうすでに寂しくて仕方ない。友よ、君は僕の心の中に永遠に存在する」と、追悼の言葉を送っている。
モリッシーは「アンディにこれ(追悼)をする準備なんてできていない。僕はただ……アンディがどこへ向かったのであれ……上手くやっていることを願っている。彼の音楽が聴かれている限り、彼は死なない。彼は自分が持つパワーに気づいていなかった。彼の演奏は、他の誰のものとも違っていた」「それに彼はものすごく面白く、すごくハッピーだった。スミス後、営利を目的とすることなく、彼は確固たるアイデンティティを保持していた」との声明を出した。
アンディ・ルークは1982年、モリッシー、マーらがザ・スミスを結成した直後にバンドに加入。ザ・スミスのスタジオ・アルバム4作全てでプレイし、解散後はストーン・ローゼズのマニ、ニュー・オーダーのピーター・フックとフリーベースを結成したり、プリテンダーズ、キリング・ジョーク、クランベリーズのドロレス・オリオーダン、バッドリー・ドローン・ボーイらとコラボしてきた。
昨年秋には、ルークと元ハッピー・マンデーズのギタリスト、カヴが2019年に結成したBlitz Vegaの新曲「Strong Forever」にジョニー・マーがゲスト参加。ルークとマーのふたりはそれまでステージでの共演はあったが、スタジオ作品では35年ぶりにコラボしていた。
It is with deep sadness that we announce the passing of Andy Rourke after a lengthy illness with pancreatic cancer.
Andy will be remembered as a kind and beautiful soul by those who knew him and as a supremely gifted musician by music fans.
We request privacy at this sad time pic.twitter.com/KNehQxXoFz— Johnny Marr (@Johnny_Marr) May 19, 2023
Not only the most talented bass player I’ve ever had the privilege to play with but the sweetest, funniest lad I’ve ever met. Andy’s left the building, but his musical legacy is perpetual. I miss you so much already. Forever in my heart mate.
— Mike Joyce (@mikejoycedrums) May 19, 2023
Ako Suzuki







