レミー、低地での公演も中断

先週、米ソルトレイクシティとデンバーでの公演をレミーの高山病によりキャンセルしたモーターヘッドが、火曜日(9月1日)、テキサス州オースティンでの公演も途中で中止した。
『Glide Magazine』によると、レミーはステージに登場したときから疲れ、息切れしているように見えたという。「Damage Case」「Stay Clean」「We Are Motorhead」の3曲をプレイしたが精彩を欠き、4曲目「Metropolis」の途中で、レミーは「できない」と話し、ステージを去った。
レミーはその後、「We Love You!」と唱えるファンの前にもう一度姿を見せ、「君らはアメリカでトップクラスのオーディエンスだ。君らのためにプレイしたい。でも、無理だ…。俺からの謝罪を受け入れて欲しい。この次だ。いいか?」と、詫びた。
バンドは先週木曜日(8月27日)、標高1,300メートルにあるソルトレイクシティでの公演をやはり数曲で中止し、翌日、さらなる高地デンバーでのフェスティヴァル出演をキャンセル。
その際、「ソルトレイクでの標高と同じく、ロッキー・マウンテン・ハイもレミーに影響を及ぼした。レミーが、アメリカでこれほど“ハイ”にあるのはずい分と久しぶりのことで、それゆえに、高山病にやられた(これは、彼の呼吸や歌うのを困難にした)。彼はしぶしぶながら、デンバーでのパフォーマンスを取りやめることを決めた。レミーは大変申し訳なく思い、ファンの支援や信頼に感謝している。次のテキサス…低い標高での公演を楽しみにしている」との声明を出していた。
オースティンの標高は150メートルで、レミーの体調不要も回復すると考えられていた。次回は水曜日(9月2日)、同州サンアントニオでの公演が予定されている。現在のところ、バンドからのコメントはなされていない。
Ako Suzuki
◆LINE MUSIC「Motorhead 19曲」プレイリスト







