ザ・ズートンズ「エイミーのカヴァーは喧嘩が発端」
エイミー・ワインハウスがマーク・ロンソンと組み、ザ・ズートンズの「Valerie」をカヴァーし大ヒットさせたが、ザ・ズートンズのメンバーはエイミーと喧嘩したことが、彼女が曲をカヴァーするようになった発端だと考えている。
フロントマンのデヴィッド・マッケイブは『Clash Magazine』にこう話したという。「何年か前、パーティーでエイミーとちょっとした喧嘩になったんだ。“あっち行って”って言われたよ。彼女、俺がバンドやってること知らなかったんだ。次に会ったときは、お互い謝ったけどね」
「TV番組で共演したとき、彼女に“Valerie”が大好きだって言われたんだ。で、俺たちがプレイしたら、彼女、俺のこと見ながら微笑んでたよ。その後、彼女はこの曲をカヴァーするようになった。もし喧嘩してなかったら、彼女、そうしてたかどうかわからないよ」
マッケイヴはこれを“お詫びのしるし”と考えているようだ。
とにかく、ロンソンのソロ・アルバム『Version』に収録されシングル・カットされた「Valerie」は、ザ・ズートンズのオリジナルより大ヒット。意外かもしれないが、チャートのポジションとしてはエイミーのシングルの中で最高位(2位)をマークしている。
ザ・ズートンズは先週、3rdアルバム『You Can Do Anything』をリリース。6位(UK)にチャート・インした。
Ako Suzuki, London