【インタビュー後編】13.3g、2024年は一層の飛躍誓う「すべてにおいて解像度を上げていく」

2024.01.12 11:00

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■2024年はさらに、全員で大きくなっていきたい

──みなさんがカラオケに行ったときに必ず歌う曲ってあります? つい入れがちな曲というか。

藤原聖樹(B):なんやろう……アッパーな曲を入れがちな感じではあるんですけど、ウルフルズさんですかね。

▲藤原聖樹(B)

──グっと来るミディアムとかバラードではなく、盛り上がれるものをという。

聖樹:そうですね。聴かせるというよりは、「行くぞー!」みたいな感じなので(笑)。

ロビン:その印象あるな(笑)。「お前らも歌えー!」みたいな。

聖樹:僕、あまり(歌が)上手じゃないというか、盛り上げ担当なので。

──ロビンさんはいかがです? カラオケでよく歌う曲。

ロビン:僕は桐谷健太さんの「海の声」です。椅子の上であぐらかいて、三線をあてぶりしながら。

聖樹:いまだいぶ(話を)盛ったやろ(笑)。

ロビン:頭の中はそんな感じ(笑)。MVさながらに歌ってます。

──なぜまた「海の声」を?

ロビン:メロディが伸びやかじゃないですか。そういう曲が好きなので、言葉が詰まっている曲というよりも、メロディにゆとりがある曲を歌いますね。あと、自分のキー的にもちょうどいいので、めっちゃ好きでよく歌います。

──拓馬さんが必ず歌う曲は?

拓馬:僕はもう絶対(THE BLUE HEARTSの)「リンダリンダ」です。

▲輪田拓馬(Dr)

メンバー全員:ははははははははは!(笑)

拓馬:だいたい途中で「歌ってや」って言われるんで、もう最初に歌います。あと、絶対に湧くんで。

──そういう星の元に生まれてきたというか。苗字が輪田(りんだ)ですし。

拓馬:学生のときから結構言われてきましたからね。最初の頃は「なんでそんなん言うねん」って思ってたんですけど、途中からちょっと使命感すら芽生えてきて。これは歌えるようにせな!みたいな(笑)。

将太:はははははは(笑)。

拓馬:歌詞も自ずと覚えたし、いまは最初と最後に歌ってます。僕で始まって、僕で終わるっていう。

──(笑)。将太さんは?

将太:この曲!っていうのはちょっと難しいんですけど、小さい頃から好きな70年代、80年代の曲が多いかもしれないです。山下達郎さんの「RIDE ON TIME」とか。あとはaikoさんとか女性ボーカルの曲も歌いますし、最近は藤井風さんの「何なんw」も結構好きで歌ったりしてます。だからそのときの気分に合わせて歌ってますね。あとは、履歴を見て、「みんなこれ歌ってるじゃん」みたいなところから選んだりもします。

ロビン:あれは見るよなぁ。

▲奥野”ロビン”領太(G)

──わかります(笑)。最後に2024年の目標や展望をお聞きできればと思います。

拓馬:みんなの視点がどんどんひとつになってきている感覚があるし、2024年は今まで見たことのない景色を見れるんじゃないかなと思っていて。もちろん焦らずに、でも確実にやれることをやって、すべてにおいての解像度を上げていくというか。たぶん、納得は一生できないと思うんですけど、「バンドとしてここは一個通過したよね」「このラインは超えたよね」って確実に思える形にするのが、僕の中での2024年の目標ですね。

聖樹:バンドとして挑戦する年にしたいというのは日々思っているんですけど、2023年はたくさんの人に知ってもらえたことをきっかけに、2024年ももっと多くの人に13.3gの音楽を届けていきたいですね。メンバーや事務所の人らと、いつも応援してくれているファンの方と、もっと大きいところでワンマンライブとかをやって、いい空間を作れたらなって思っているので。2024年はさらに、チーム全員で大きくなっていきたいなと思ってます。

ロビン:僕はいろいろ新しいことを始めたいなと思っていて。最近ストレッチを始めたんですけど、それも継続してやっていきたいし、たとえば読書とか、今まで自分があまり率先してやってこなかったことを、どんどん始めて行きたいです。そういったところで得た知識や感覚を、自分たちの音楽に落とし込んでいきたいですね。

──何かを始めることって、それがちょっとしたことであったとしてもかなり大きいですよね。それだけで気分がだいぶ変わるし。

ロビン:そうですよね。僕、結構三日坊主なところがあって(笑)。なんか、先のことを見据えちゃうんですよね。「これやってもそんなに変わんなくね?」とか。でも、そういうネガティヴな感情じゃなくて、もっとフランクに、ライトに、「こういうのやってみたらいいかもな」って思ったその感情だけで、いろいろチャレンジしてみたいです。

将太:常にてんこ盛りでありたいなってめちゃくちゃ思ってますね。第一として、13.3gをもっと大きくしたいというのはあるんですけど、それは大きい会場でやるということだけじゃなくて。楽曲やMVの表現もそうだし、それこそロビンが言っていた「やりたいと思ったことをフランクにやってみる」みたいな感じで、遠慮せずどんどんやっていく年にしたいです。いろんなものに挑戦して、よりてんこ盛りになっている状態を感じながら活動していきたいし、そんな13.3gを届けていきたいと思ってますね。

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