【インタビュー後編】13.3g、2024年は一層の飛躍誓う「すべてにおいて解像度を上げていく」
■「楽しいー！」「イエーイ！」みたいなニュアンスも出せたら
──次はこういう感じの曲を作ってみたいなってぼんやり考えていることってあったりします？
ロビン：なんか、もっとシンプルな感じというか。頭で考えずに落とし込むみたいなことをしてもいいかもなっていうのは、いまみんな感じてるかも。
将太：うん。確かに。
聖樹：シンプルでわかりやすい曲っていうか。
ロビン：そうそう。ここのグルーヴがとか、こういうフレーズがというのはもちろん大事なんですけど、それよりも「この曲いいよね！」っていう、わかりやすいもの。そういう曲はワクワクするかもしれないですね。
▲L to R：輪田拓馬（Dr）、奥野”ロビン”領太（G）、藤丸将太（Vo, Pf, G）、藤原聖樹（B）拓馬：すげえ個人的な話で言うと、めちゃくちゃ音数の少ない曲がやりたいです。もう「隙間！」みたいな。音が全然入ってないけど、なんかすごく美しいとか、一発で覚えられるとか。そういう曲ができたら、今まで積み上げてきたものの答え合わせもできる気がするので。
──将太さんとしては、歌ってみたいことってあったりします？ 『Ashtray』のインタビューのときに、自分はそこまでエゴがあるわけでもないというお話をされていましたけど。
将太：それでいうと、僕は感情的には悲しいとか、苛立ちとかもやもやした部分、クールな部分というのは表現してきたけど、シンプルにめちゃくちゃ笑顔で楽しく歌える曲というか。もちろん聴いたら楽しい曲はいっぱいあるけど、「最高ー！」「気持ちいいー！」みたいな歌の表現はまだしていないと思うので、そういう曲も作れたらいいなって。僕はいつも、たとえば散歩をしたりとか、日常生活の中で目にしたものをインプットして、それに対してどう表現するかということをしていて。だから、歩きながら聴いていてもひとりの世界に入っていけるようなものは、2024年も出したいなと思っているし、そのなかで歌に関しては、「楽しいー！」「イエーイ！」みたいなニュアンスも出せたらいいかなと思ってますね。
取材・文：山口哲生
リリース情報
7th Digital Single「恋愛進化論 (Remastered)」
2023年12月13日（水）リリース
https://orcd.co/renaishinkaron_remastered
▲「恋愛進化論 (Remastered)」ジャケット
