【インタビュー】逹瑯(MUCC)が語る、『奇怒哀落』という尽くしがたい感情「濃く歪な感じにしたかった」

2026.09.09 11:00

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■ソロに関してはアルバムは要らないかも
■コンセプトを決めて作るやり方が合ってる

──改めて4曲を振り返って、どんな印象がありますか。

逹瑯:いいボリューム感になったと思います。4曲しか入っていないけど、「落下の終着点」が最後に入ったことで、適度な疲労感も含めて満足感がある。この4曲がセットリストに散りばめられていくと、ライブの印象も変わるんじゃないかな。

──今までのインタビューでは、毎回「まだ足りないんだよな」とおっしゃっていて。「足りないもの」を加えていくスタイルで制作してきたと思いますが、現在はまた違う感覚になっていますか?

逹瑯:そうですね。「これが足りない」という感覚は前回までで一旦満たされたので。次は、“これも”ほしいな、“あれも”あったらいいなという贅沢な選択ができるようになってきた。完成した土台に別のものを作るんじゃなく、土台を軸に違うところに手を伸ばしていきたい気持ちですね。

──それは大きな変化ですね。ソロを始めてもうすぐ5年ですが、一旦区切りみたいなことはなく、ずっとアイデアは生まれて続けているんですか。

逹瑯:一旦区切りとはならないですね。ただ、今回コンセプトを考えて4曲入りのEPを作ってみて、ソロに関しては“アルバムは要らないかもしれないな”と思いました。アルバム『COLORS』やミニアルバム『MONOCHROME』、シングルもいろいろ作ってきたけど、曲をたくさん書いて詰め込んだアルバムを作るより、少ない曲でしっかりコンセプトを決めて作るやり方が合ってるのかなって。4曲でも2曲でもいいから“今回はこういうコンセプトです”という物作りをしたほうがおもしろいし、それでいいかもと思ってきてる。

──EP『奇怒哀落』やミニアルバム『MONOCHROME』のように。その時にどんなものを表現したいかで作っていったほうがいいと。

逹瑯:そうそう。ソロはせっかく自分のペースでできるんだし、レコード会社と契約しているわけでもない。アルバムだから無理やり10曲作んなきゃって気持ちで作って、結果的にそのアルバムツアーでしかやっていない曲が生まれるくらいだったら、濃いEPやミニアルバムを作っていくスタイルが合ってそうだなと思いました。

──そういう角度だと、アイデアは尽きなさそうですか?

逹瑯:コンセプトは何でもいいですからね。たとえば“春夏秋冬”で曲を作ってもいいわけでしょ。“春夏秋冬”なんだけど、4曲とも全部寂しいバラードとか。別れの春と、夏の終わりの夕暮れと、寒さに耐える冬と、本当に寂しい秋…みたいにしたら面白そう。

──さすが、アイデアがすぐ広がっていきますね(笑)。

逹瑯:楽しみながらやってます。

──ちなみに、8月21日に開催されたMUCCワンマン<逹瑯 BIRTHDAY LIVE 2026「This is Acoustic」>は、ソロでアコースティックライブをやってきたアイデアや経験値が反映されてるのかなと思ったんですが。

逹瑯:あれは完全にそうです。足立にソロの曲を大幅にアレンジしてもらってアコースティックライブをやったら手応えがあったから、そのアイデアをMUCC側に持っていってやりたいと思って。すごくいい感じでできてよかったです。

──ソロから還元されるという流れもいいですね。そのバースデーライブを含め、6月から8月にかけて海外ツアーやいろいろな企画ライブがあって怒濤でしたが、振り返っていかがですか。

逹瑯:マジでヤバかったですよ。その間にソロの歌録りもしたし、MUCCのレコーディングもしながらライブもできてる俺、めっちゃエラい! と思った。ははははは!

──(笑)。見事に毎回テーマが違いましたからね。

逹瑯:毎回セットリストがガラッと変わって、リハをしっかりやらなきゃいけないからマジで大変なんですよね。俺ら以上に、(サポートドラマーの庄村)サトヤスがすげえ頑張ってくれたなと思います。大変は大変でしたけど、個人的には過去のものをちょっと覚え直せばよかったから、ソロの作詞のほうにも脳味噌を使えたんですよ。新しい曲をイチから覚えないといけないライブだと、他でゼロイチの制作の脳みそは使えないので。わりとやり慣れた曲も多かったぶん、体調管理に徹して、脳味噌はソロのほうに回せたことでギリギリ助かりました。

──9月12日からソロツアー<LIVE HOUSE TOUR [真人間]>が始まりますが、9月以降も並行していろいろ忙しいそうですね。

逹瑯:そうですね。ソロのツアーをやりながら、MUCCのレコーディングをやりながら、MUCCのライブも入ってるからリハもある。9月もアホみたいなスケジュールになってます(笑)。まあ、今は忙しいけど、逆にこれを超えて来年になったらMUCCのライブスケジュールをこなしていくことがメインになるので。来年はたぶんソロは動かないし、大きい制作もないと思う。2028年になったらもう少しラクになるだろうから、余裕があるうちに2028年のソロの準備を水面下でちょこちょこできたらいいなと思っていますね。

──もう再来年のことまで!

逹瑯:(笑)。2027年はソロが動かないのがわかっているからこそ、じゃあ2028年にどんな動きをしていくかを考えて、逆算で動いていければいいかなと。ひとまず今年のうちにソロのライブ系はやりきろうと思っているので、よろしくお願いします!

取材・文◎後藤寛子
撮影◎冨田味我(LIVE)

 

TYPE-A
TYPE-B

◾️1st EP 『奇怒哀落』
2026年9月9日(水)リリース
【TYPE-A】DCCA-178 / 3,500円(税込)
01.奇妙な果実
02.St.Anger
03.剥哀
04.落下の終着点
05.VILLAINS -2026.04.25 浅草花劇場-
06.OVERKILL -2026.04.25 浅草花劇場-
07.朱色の月 -2026.04.25 浅草花劇場-
【TYPE-B】DCCA-179 / 3,500円(税込)
01.奇妙な果実
02.St.Anger
03.剥哀
04.落下の終着点
05.壊れたピアノ -2026.04.26 浅草花劇場-
06.checkmate -2026.04.26 浅草花劇場-
07.アメジスト -2026.04.26 浅草花劇場-

●インストアイベント<逹瑯【奇怒哀落で一喜一憂しよう会?】>
9月27日(日)13:00~ 東京・タワーレコード池袋店 店内イベントスペース
対象商品:9月9日(水)発売 1st EP『奇怒哀落』
※CD購入者を対象としたインストアイベント
※参加方法の詳細はHPをご覧ください。

 

◾️<逹瑯 LIVE HOUSE TOUR [真人間]>
9月12日(土) 長野 ライブハウスJ
open16:15 / start17:00
9月13日(日) 石川・金沢vanvanV4
open16:15 / start17:00
9月23日(水祝) 東京・渋谷音楽堂
open16:15 / start17:00
9月26日(土) 神奈川・新横浜NEW SIDE BEACH!!
open16:15 / start17:00
10月3日(土) 愛知・名古屋CLUB UPSET
open16:15 / start17:00
10月4日(日) 大阪・梅田BANGBOO
open16:15 / start17:00
▼チケット
6,800円(税込・ドリンク代別)
イープラス:https://eplus.jp/sf/word/0000057078
●Support Member
▼9月12日 / 13日、10月3日 / 4日公演
Gt:YOUSAY、LiN(ユナイト)
Ba:Chiyu(SLAPSLY)
Dr:KEN’ICHI
Vn:後藤泰観
Key:足立房文
▼9月23日 / 26日公演
Gt:LiN(ユナイト)、奈緒(アルルカン)
Ba:Chiyu(SLAPSLY)
Dr:KEN’ICHI
Vn:後藤泰観
Key:足立房文

 

◾️<逹瑯 ACOUSTIC TOUR [ sing for you #2 ]>
10月09日(金) 東京・月見ル君想フ
open18:00 / start18:30
10月18日(日) 兵庫・クラブ月世界
open14:15 / start15:00
●Support Member
Gt:田中志門(ADDICT OF THE TRIP MINDS)
Ba:kachi
Vn:後藤泰観
Key:足立房文

 

■<有村竜逹瑯 -令和八年 東京編->
10月6日(火) 東京キネマ倶楽部
open17:45 / start18:30
10月7日(水) 東京キネマ倶楽部
open17:45 / start18:30
出演:有村竜太朗/逹瑯
■<有村竜逹瑯 -令和八年 愛知編->
10月13日(火)NAGOYA JAMMIN’
open17:45 / start18:30
10月14日(水)NAGOYA JAMMIN’
open17:45 / start18:30
出演:有村竜太朗/逹瑯
▼チケット
前売り7,500円 / 当日8,500円 (税込・ドリンク代別)
※スタンディング
詳細:https://eplus.jp/arimuraryutatsuro26/
(問)ディスクガレージ:https://info.diskgarage.com/

 

 

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