【速レポ】<LuckyFes’26>神はサイコロを振らない、初出演で見せたロックバンドとしての矜持「僕らの音楽を受け取ってくれてありがとう」

<LuckyFes’26>2日目、RAINBOW STAGEの二番手を受け持つのは、今回が同フェス初出演となる神はサイコロを振らない。ステージに登場した4人は柳田周作(Vo, G)の「ノリ方は自由です。思い思い楽しんでいってください」を合図に、「火花」にて自身のライブを開始する。
アゲすぎることなく、かといって落ち着き払ってもいない曲調、黒川亮介(Dr)のタイトなビートと桐木岳貢(B)が繰り出すうねるようなベースライン、吉田喜一(G)が刻むソリッドなギター、スモーキーさの中にも甘さが伝わる柳田のボーカルで、早くもその場の空気を“神サイ”色に染め上げていく。
続く「白昼夢」でもその独自のノリは健在。桐木はシンセベース、吉田もシンセサイザーにスイッチし、黒川の生み出すシンプルなリズムの上で柳田は官能的な歌声を響かせつつ、どこかセンチメンタルさをにじませたギタープレイで、観る者を曲タイトルのごとく白昼夢の世界へと誘う。




かと思えば、「Smoke」では再び4ピースのバンド編成へと回帰。ノリのよいギターロックサウンドのみならず、ステージ上で見せる個々の表情や佇まいを通じてロックバンドとしての矜持をまざまざと見せつける。そこから間髪入れずには始まった「藤雨」では、若干テンポを落とすことでより大きなノリを生み出し、柳田が紡ぐ素直な詞世界も手伝って、観客の没入感を高めていった。
「凪」ではアコースティックギターを手にした柳田が親指で弦を弾くと、そこに吉田がシンセを重ね、スペーシーなサウンドスケープを構築。抑揚を抑えたボーカルと間奏に奏でられるピアノの音色は、強い日差しながらも心地よい風が吹き込むこの日の天候にもマッチしており、観客は神サイが奏でる優しい音楽に耳を傾けながらこのシチュエーションを楽しんでいるように映った。
ライブもそろそろ折り返し。柳田は「音楽って言葉だけじゃ伝わらない、新たな言語だと思うので、僕らのそういうものを肌で感じ取ってくれたら嬉しいです」と伝えると、吉田のグロッケンをフィーチャーした優しく温かな「Balloon of Shooting Star」で神サイワールドの深淵へと牽引。さらに、「僕らの音楽を受け取ってくれてありがとう」のメッセージを添えた「ソユーズに乗って」では、ダイナミックなバンドアンサンブルでライブをクライマックスへと導き、ストレートなロックチューン「Baby Baby」で感情を爆発させたところで、神サイ初の<LuckyFes>でのステージは終了した。


文◎西廣智一
写真◎石井亜希
◾️セットリスト
1.火花
2.白昼夢
3.Smoke
4.藤雨
5.凪
6.Balloon of Shooting Star
7.ソユーズに乗って
8.Baby Baby
◼︎「ABEMA」では、LuckyFesの熱狂ライブステージを、4日間にわたり無料・独占生中継!
見逃し配信は9月7日(月)23:59までお楽しみいただけます。
https://abema.tv/video/title/556-6
※一部アーティストは視聴対象外です







