【ライブレポート】WurtS×PEOPLE 1×Chilli Beans.、<UPDATE 2.0>で見せた爽やかな共振

2025年にスタートした、WurtS×PEOPLE 1×Chilli Beans.による3マンイベント<UPDATE>。これまでも互いの楽曲やライブツアーで共演し、高め合ってきた、言わば「戦友」であり「仲間」でもある3組による共催イベントだ。<UPDATE 2.0>と題し、約1年ぶり2度目の開催となった。場所は東京ガーデンシアターだ。本記事ではオフィシャルからのレポートをお届けする。

体調不良のため1月から療養し、6月に東京・WWW Xで行ったファンクラブ限定ライブ<WurtS FANCLUB LIVE -RETURNS->で復帰したWurtS。本イベントの発案者であり、昨年はトリを飾ったWurtSが今回はトップバッター。「魔法のスープ」、「ふたり計画」、「クラッシュ」と、パワフルなバンドサウンドを炸裂させ、いきなりのフルスロットルだ。
「復帰してすぐにこのイベントができて嬉しいし、PEOPLE 1とChilli Beans.のライブを観ることが自分の活力になってる。『もっと頑張ろう』『もっとアップデートしよう』って自分が思える素敵なイベントだと思っています」と話した。続けて、「2組にまたライブで会うことができて本当に嬉しいです! WurtSは第2章を歩んでいこうと思うので、これからもよろしくお願いします!」と言って、Chilli Beans.のMoni(Vo)を呼び込み、2023年リリースのコラボ曲「タイムラグ! feat. Moni (Chilli Beans.)」へ。軽やかな歌で心地よいグルーヴを作り出していく。さらに、PEOPLE 1のIto(Vo, G)を呼び込み、「リトルダンサー feat. Ito (PEOPLE 1)」へ。ハイトーンのItoの歌とロートーンのWurtSの歌が絶妙なハーモニーを生み出す。曲中、Itoは「WurtSくん、おかえり!」と言って、WurtSをハグ。


PEOPLE 1とChilli Beans.のステージへの期待を煽った後、「自分のアップデートとして最後に新曲を歌って帰ろうと思います!」と言って、アコギをストロークして、新曲「INSIDE」を披露。何度も「今こそ解き放って」というラインがリピートされる、第2章の幕開けを感じさせる壮大で強靭な楽曲だった。

2番手はPEOPLE 1。Itoのエモーショナルなボーカルから始まる「金字塔」で一気にオーディエンスの心を掴んだ。Deu(Vo, G, Ba)が「WurtS、良いライブだったね。曲がカッコいいわ。羨ましい」と口にすると、すかさずTakeuchi(Dr)が「彼が作る曲もかっこいいよな!」とフォロー。Deuが「それは知ってるから拍手しなくていいよ」という掛け合いもPEOPLE 1ならでは。Deuが「同じくらいの活動の長さの三者三様の3組が、2年連続でここに集まれるなんてすごいことなんじゃないですか?」と問いかけると、拍手が起こった。

Deuが「俺たちは常夏作れますか? 猛暑作れますか?」と言って、「夏は巡る」。Deuが「夏は巡る もう一度 多分今日もね」と歌詞を変えて客席を指差した。ダークでエッジーな「DOGLAND」。Deuが拡声器で「そんなんじゃWurtSくんに負けちゃうよ! もっと声出さないとChilli Beans.に笑われちゃうよ!」とアジテートすると、客席の歌声がぐっと大きくなった。

新曲「生活」を披露した後、ビジョンに「UPDATE NOW」というテキストが映り、「WurtSくん、お帰りなさい!」という同志へのメッセージが響き渡り、「エッジワース・カイパーベルト」へ。Deuが「最後、ちょっぴりシャイな友達を呼んでいいですか?」と言うと、WurtSとウサギが再登場。華やかなサウンドの中、お立ち台に立ってピンクのタオルを回すWurtS。多幸感が充満し、Itoは「アップデートできましたか?」と言った後、WurtSとウサギに感謝を伝えた。

トリは今回のホストを務めるChilli Beans.。Moniが「最後まで楽しんでいってください」と言って「star flower」からライブをスタート。Moniは軽快に飛び跳ねながら清涼感溢れる歌でオーディエンスを魅了。「School」ではネオアコの香りを漂わせる。Maika(Ba, Vo)が、「去年も思ったんですが、WurtSさんとPEOPLE 1のファンの方たちは本当温かい」と感謝を伝え、「同じ頃にデビューして、年齢も同じくらいの三組が集まって、このイベントを今年も開けたことがめちゃくちゃ嬉しいです」と。


Moniの「自由な感じで楽しんでください」という言葉に続いて、人気曲「See C Love」でドープなグルーヴへ引き込み、エレクトロニックでスぺイシーな「cyber」へ。Moniは笑顔でLily(G, Vo)に近づき、顔を見合わせながら楽しそうに歌唱。


アンコールではMaikaが「せっかくなんでゲストを迎えてやろうと思ってます」と言って、WurtSとPEOPLE 1を呼び込んだ。昨年はWurtSが本イベントのために制作した「UPDATE」を披露したが、今年はChilli Beans.が新たな楽曲を書き下ろしたことをMoniが明かした。Maikaが「この3組でいるとわちゃわちゃしてるイメージがあって。学校でワーワー言ってる感じや風が吹いてる感じをイメージして音を作った」と説明すると、Moniは「デモを聴いた時に感じたことと、2組への『ありがとう』っていう気持ちを込めました。みんなにも仲間にも届いたらいいなって思ってます」と伝えた。曲名は「Feel like slowing down」。サビは7人で歌唱。爽やかな風を思わせる楽曲で、夢を宿す3組の共振が海を越えて広がっていくような景色が浮かんだ。
ステージにひとり残ったMoni。マイクなしで「楽しかったです!」と叫び、客席にUPDATE 2.0 オフィシャルグッズのラバーバンドを放った。ビジョンには、2027年7月7日にSGC HALL ARIAKEにて<UPDATE 3.0>が開催されることが告知された。新世代を代表する3組が生み出すイベント<UPDATE>は、さらなる進化を遂げながら歩みを続けていく。
取材・文◎小松香里
撮影◎WurtS:ヤオタケシ / PEOPLE 1, Chilli Beans.:マスダレンゾ
■セットリスト<UPDATE 2.0>
2026.7.9(木)東京ガーデンシアター
■WurtS
01. 魔法のスープ
02. ふたり計画
03. クラッシュ
04. SOMEDAY
05. デジタルラブ
06. Talking Box (Dirty Pop Remix)
07. タイムラグ! feat. Moni (Chilli Beans.)
08. リトルダンサー feat. Ito (PEOPLE 1)
09. 分かってないよ
10. INSIDE
■PEOPLE 1
01. 金字塔
02. メリバ
03. 新訳:スクール!!
04. 夏は巡る
05. DOGLAND
06. 銃の部品
07. 生活
08. エッジワース・カイパーベルト
■Chilli Beans.
01. star flower
02. School
03. that’s all i can do
04. See C Love
05. cyber
06. pain
07. yesterday
08. ひまわり
09. just try it
10. Tremolo
11. HAPPY END
EN Feel like slowing down feat. WurtS, Deu, Ito, Takeuchi(PEOPLE 1)






