【ライブレポート】羽山みずき、故郷・山形でデビュー10周年記念コンサート開催。集まった約1,000人のファンに感涙

2026年でデビュー10周年を迎える歌手・羽山みずきが、8月23日に故郷の山形県鶴岡市の荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)大ホールにて<羽山みずきデビュー10周年記念コンサート~夢は今もめぐりて~>を行った。
羽山にとって鶴岡市での単独コンサートは初めてとなり、約1,000名の観客からは大きな歓声や拍手が起こった。今回のコンサートでは最新曲「みちのく純恋歌」などの持ち曲やカバー曲を含む24曲を熱唱。カバー曲はストレートカバーや森田健作に直接歌唱許可をもらった「さらば涙と言おう」や、自身のYouTube「羽山みずきのもっけだのチャンネル」内で庄内弁でのカバー曲を披露しているが、本公演はその中でも特に評判の良かった「木蘭の涙」の庄内弁のカバーバージョンを歌唱した。
羽山は2015年3月に行われた「2015年日本クラウン 新人オーディション」にて最高賞となるグランプリを獲得し、2016年4月6日発売の「紅花慕情(べにばなぼじょう)」でメジャーデビュー。同年に行われた「第58回 輝く!日本レコード大賞新人賞」を受賞した。高校を卒業後、デビューまでの2015年末まで6年間「出羽三山神社」の巫女を勤めていた。
コンサートの中にはスペシャル映像も上映された。羽山が本日初めて観たという「2015年日本クラウン 新人オーディション」のVTR映像が映し出され、24歳の時の自己紹介や歌唱するデビュー前の姿に「(オーディションに着て行こうと決めた)ワンピースがあまりにもさみしかったので母が100均で買ったリボンをつけてくれた」と当時の思い出を語った。

また、同じ事務所の大先輩であり最高顧問の森田健作と羽山の対談のVTRが上映され公演を盛り上げた。森田健作との対談VTRでは羽山が森田の楽屋を訪ね2人でトークをしている。会話では少しづつ認知度が上がってきたころにコロナで活動ができなかったことに触れ、森田からは「過去は仕方がないが過去は未来の教科書だからこれからももっと頑張れ!」と激励された。森田の大ヒットである「さらば涙と言おう」を今回のコンサートで歌わせて欲しいという羽山からのお願いを快諾し、さらに羽山らしさを出すために庄内弁で歌唱することも子の収録中に決定。羽山は森田に対し、このVTR撮影の際も忙しい中、長い時間収録に協力してくださったと話していた。
公演中のトークでは、観客席をラウンドしながら歌唱し「感動して涙が出そうだわ!」と満員の観客に感謝していた。「小さいころから歌が好きで、当時は美空ひばり、川中美幸、島倉千代子の歌を、歌詞の意味全くもわからず歌っていたが、大人になった今では少しづづ意味がわかってきた。この荘銀タクト鶴岡でいつかコンサートをしたいと思っていましたが、皆さんのおかげで10周年のコンサートを行わさせていただけました。今後とも宜しくお願いします。」と感謝の言葉で締めくくった。アンコールでは「ふるさと(文部省唱歌)」を涙ながらに熱唱。

公演終了後には東京第一ホテル鶴岡に場所を移し、<デビュー10周年記念特別企画 羽山みずき トーク&ライブショー>も行った。2026年の10周年に向けての企画も進行している羽山みずきは、さらなる飛躍を遂げそうだ。



