【俺の楽器・私の愛機】1903「生産完了が決まったベストセラー」

【Gibson Songwriter Deluxe EC 2008年製】(東京都 HiRO 29歳)

ギブソンのアコギの中でも、本国アメリカではベストセラーとなっているGibson Songwriterシリーズがまさかの生産完了が決まったと知って驚愕!!
これは今年、東京のAdvance Guitarsで購入した2008年製のSongwriterなのですが、現行モデルのローズウッド指板ではなくエボニー指板という中古市場でもレアな個体。ギブソンが2011年頃にエボニーの件でやらかしたということもあってか、この年以降のソングライターは全てローズウッド指板になっていました。
実は、この個体は数年前にデジマート(地方の店舗)に掲載されていたのですが、状態が細かく明記されていなかったので、購入は断念していました。それから2年の時を経て、巡り巡ってAdvance Guitarsに。
オレンジ色に焼けたスプルースの打痕や擦り傷、目を引く無数の激しいウェザーチェックなどから、17年間あらゆるところで奏でられてきたであろう貫禄を感じられます。ロングスケールとローズウッドによる透明感のあるサウンドが心地よく、それでいてエボニー指板の影響による立体的で芯のあるサウンドからはギブソンの泥臭さも感じさせてくれます。普段はJ-200を愛用しているのですが、こちらのカッタウェイモデルは非常に頼もしい相棒です。
僕が大尊敬しているオリアンティもAccording To YouのMVや収録で使用しており、その後も多くのイベントやツアーで数年間、愛用していた程。あらゆるジャンルの音楽シーンで使える確かなオールマイティなアコギなんです!
そんなソングライターの生産完了は本当に惜しいことなんです!とはいえJ-200、 Hummingbird、J-45と歴史的かつ王道モデルが多数ある中で、20年以上もの間、ギブソンの最新モデルとしてベストセラーの地位を守り続けてきたのはギブソン史の大きな偉業のひとつだと思っております。
※追加:来年にこのAdvance Guitarsで人生初ヴィンテージアコギを買います。買ったら、また掲載すると思いますので そのときはまたよろしくお願いします笑




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我々消費者の心持ちとは裏腹に、生産終了とか打ち切りとか色々ありますよね。その理由も様々で、売れないからということもあるけど、逆に売れすぎて困るということもあるよね。コストが合わないとか、作れる人がいなくなったとか、材料が枯渇したとか。ソングライターの生産終了の真意は我々にはわからないけれど、ギブソンには謎の歴史も多いので、これもひとつのエピソードということでしょう。もう随分前だけど、レスポールカスタムをレギュラーからなくしたってのも謎じゃん?(BARKS 烏丸哲也)
★皆さんの楽器を紹介させてください
「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
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