JJ72

マーク・グリーニー(Vo&G)、ファーガル・マシューズ(Dr)、ヒラリー・ウッズ(B)というアイルランド、ダブリン出身の3人組によるギターロックバンド。デビュー当時は全員10代だったが、その若さに似合わない、完成されたサウンド、そして楽曲が話題を呼ぶ。インタヴューなどによれば、Joy DivisionやNirvanaの影響を受けたという。

日本では'00年12月、1stアルバム『JJ72』を発売(EPIC・ソニー)。耳の早いリスナーの間で話題になり、'01年3月に行なった来日公演は、渋谷CLUB QUATTROでSOLD OUTを出すほどの人気だった。8月には日本を代表する野外フェスティバルのひとつに出演。合わせて、来日記念盤のミニ・アルバム『オクトーバー・スウィマー』を発売した。

'02年9月、2ndアルバム『アイ・トゥ・スカイ』発売。バンドの若さから溢れるみずみずしさと、Radioheadを思わせる神秘的なサウンド、宗教的な精神世界をテーマとする歌詞によって、JJ72ワールドを繰り広げた。'03年2月にヒラリー・ウッズ(B)が脱退してしまったものの、サポートメンバーの協力で3月10日・11日渋谷CLUB QUATTRO、13日心斎橋CLUB QUATTROにて来日公演も果たしている。

ときに、内向的なその世界観やサウンド面での先人の色濃い影響について批判が集まることもあるが、ポスト・ブリットポップ世代、最重要バンドのひとつであることには変わりないだろう。