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英コヴェントリー出身の3ピース。コヴェントリーはイギリスのウェスト・ミッドランズ州(West Midlands)にある都市。イングランドで8番目に大きな都市。自動車産業(ジャガ、プジョー)で有名な都市だが、今や経済発展の競争に敗れ、チェーン店やお仕着せのナイトライフ、そして有り余るほどの無関心で出来た典型的な英国的都市へ急速に変わりつつある。

この生まれ育った街から魂が奪われていくのを見ながら幼い頃を過ごしたジ・エナミーの3人は、自分たちが抱える不満を国全体のそれと結びつける決心を固めた。以前からの友人同士だったジ・エナミーのメンバーが、バンドを結成したのは2006年の2月。それからほんの8ヶ月後、ジ・エナミーはファースト・シングル”40 Days, 40 Nights”を、ジ・エナミーのために新たに蘇った、かつてザ・ダムドやエルヴィス・コステロらの初期重要作品を世界に送り出した老舗のパンク・レーベル、STIFF

RECORDSよりリリース。これは、彼らが眠れる巨人を目覚めさせるだけの大音量と強烈な印象を持っていたという証に他ならない。オアシスやカサビアンといった大物たちと比較される非常に高い評価は、彼らの正当性を早くから裏付けるものとなった。続いてシングル”It's Not OK”をリリース。いずれのシングルも限定盤で即完。そして2007年4月9日、WarnerBrosUKよりメジャー第一弾となるシングル“Away From Here”がリリースされ、全英シングル・チャート初登場8位を獲得。6月25日には第二弾シングル”Had Enough”をリリースし、7月9日(日本発売は7月9日)アルバム”We Will Live and Die in These Towns”で待望のデビューを飾る。