ティム“リッパー”オーウェンズ、ロックの殿堂に関し「ジューダス・プリーストから連絡ない」

ジューダス・プリーストは今年、米ロックの殿堂からミュージカル・エクセレンス賞を受賞するが、元メンバーの1人、ティム“リッパー”オーウェンズはバンド側から何の連絡も受けていないという。
Rock & Roll Hall Of Fameのサイトによると、ジューダス・プリーストのメンバーで対象となるのはレス・ビンクス、K.K.ダウニング、ロブ・ハルフォード、イアン・ヒル、デイヴ・ホーランド、グレン・ティプトン、スコット・トラヴィスの7人で、オーウェンズは含まれていないが、彼にとってはそれ以上にバンドから電話の1つもないことがショックだったという。
オーウェンズは『Rolling Stone』誌にこう語った。「(ロックの殿堂が)10年近くバンドにいて、2枚のスタジオ・アルバム、2枚のライヴ・アルバム、DVDをリリースし、グラミーの候補に挙がったメンバーたちを迎え入れることができないなんて残念だ。そして何よりも、俺がショックだったのは、ジューダス・プリーストからそのことについて電話の1本もないことだ」
「“君は大きな一部だった。君が殿堂入りしないのには理由があるんだろうが、君は俺らの一部だ、このファミリーの偉大な一部だ”とかいう電話はなかった。1本の電話もない」
オーウェンズは1996年から2003年までジューダス・プリーストに在籍し、『Jugulator』(1997年)と『Demolition』(2001年)の2枚のスタジオ・アルバムを制作。『Jugulator』に収録された「Bullet Train」はグラミー賞(最優秀メタル・パフォーマンス)にノミネートされた。
オーウェンズは、ダウニングが結成したKK’sプリーストに参加しており、ダウニングが2019年に特別公演を開いたときには彼と共にジューダス・プリーストの曲の数々をパフォーマンスした。
オーウェンズは「俺はこう考えている」そうだ。「俺は殿堂入りしている。あのバンドに10年近くいたんだ。誰かがジューダス・プリーストは殿堂入りしたと言うとき、俺はジューダス・プリーストで歌っていたんだから、根本的に俺は殿堂入りしている」
Ako Suzuki







