【俺の楽器・私の愛機】2022「天才:椎野秀聰氏のさすがの作り込みベース」

【Vestax BV-Ⅳ】(神戸市 KENJI 60歳)

とりあえず、コンパクトで取り回しのいいアクティブベースが欲しいと、中古のベースを探していて、いつまでたっても売れ残っていたのがこの子です。
大阪のIKEBEさんで、確か5万円ちょいで入手。小ぶりで、セットネックなのも珍しいし、3:1のペグレイアウトも独特。18Vのアクティブというのもすごい。ですが、正直ネックのグリップは変な形(すごいかまぼこ型)だし、色も形もなんか微妙。。。という感じで、これは使ってみてダメだったらドナドナになるかなぁと思っていましたが。
それから、何回かライブなどて使ってみて、この子の良さがわかってきました。まず、ネックがとても安定していて、ほとんど調整をしたことがないぐらいのコンディション。アクティブ回路がとてもアグレッシブで、パワーがある。なにより、ボディバランスが完璧で、ベースというとヘッド落ちするものと固定観念があったのですが、この子は座って弾いても立って弾いてもヘッドは落ちない。ストレスレスです。すごいローが出ることはないですが、その分中域がよく出て、コード弾きも濁らず、スラップのサウンドもパキッと抜けます。
コントロールの落とし込みや、セットネックの細部の木工の素晴らしさも見れば見るほど凄くて、変なネックグリップも色々弾いていくとこれはこれで弾きやすいのかもと思い出しました。
素性をしらべると、H.S.AndersonやESPの立ち上げに関わった天才 椎野秀聰氏の携わった楽器でした。<僕らが作ったギターの名器 (文春新書 770)>。VestaxというとD.J.機器のメーカーという認識しかなかったが、同メーカーのベースは高橋ゲタ夫氏が愛用しているなど、密かに知る人ぞ知るベースで、この楽器の良さがさもありなんという感じるようになってきました。
改造箇所は、ブリッジをHipshot、ノブをレスポールのものに、ペグを一個交換程度。
以降、パッシブはJAZZ BASS,アクティブはこの楽器という形で、十数年以上共に過ごしてきました。今も、快調に独特のサウンドを奏でてくれています。



◆ ◆ ◆
こいつは凄いね。既成概念にとらわれず、業界の草分けとして様々な分野で先進的なスピリットを発揮したVestaxだから、他のアイテムでは到底味わえない個性があることでしょう。中域がきっちり出るってのはベースにとって要だからね。ローを支えるベースの役割を果たすには、実は中域が大事なんすよね。骨太の音程感を確保するには、むしろ中域よ。そういえばKENKENもそういうこと言ってなかったっけ。Vestaxといえば私もMTRを手にしたし、そもそも渋谷のPACOには足しげく通ったよな。プロショップながら気さくな雰囲気だった。PACOでマーティンD-45も買ったっけ(遠い目)。(BARKS 烏丸哲也)
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(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
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