【俺の楽器・私の愛機】1887「おもいで」

【EDWARDS E-LP-125SD/QM See Thru Black】(東京都 がのの 36歳)

学生時代、友達にバンドをやろうと誘われて断るが押しに押されて結局入ることに。しかし、一ヶ月後、加入したバンド『ハングリーアングリー』はまさかの電撃解散。加入と同時購入した8000円のベースだけが手元に残りました。
当時の自分にとっては大枚をはたいて買ったものなので元はとってやるの精神でベースを続けていたら意外と続き、次はギターが欲しくなりました。
例によって金がなく、それでもいいものが欲しいと足繁く都内の楽器店を周り、そのうちの一つにこのギターが置いてありました。ギター自体はよいものなのにボディに目立つ傷がついていて敬遠されそうな感じが可哀想に思い、このギターを選びました。
初めてアンプに繋いで音を出した時のこと。好きなバンドのコピーをして難易度が高く弾けず、難易度を下げて泣く泣く身の丈にあった曲からスタートしたこと。初めて自分の演奏をRecして全てを投げ出したこと。このギターとの思い出は数知れず。
弾かない時期もたくさんあり、処分しかけたこともありましたが、思い出も処分してるみたいでできませんでした。今も一緒に暮らしてます。



◆ ◆ ◆
エモい。「今も一緒に暮らしてます」という言葉に色んな思いがすべて表れているよね。そうなのよ、ギターってさ、一方的に弾くものじゃなくて、いつしかお互いに会話しているものですよね。そのギターを選んだ自分がいるし、その上でそのギターが持っている資質に自分も寄せられていく。だから音も育つし、プレイも変わっていきますよね。ギター一本にも人生のストーリーが色濃く絡み合っているわけで、処分したら思い出も処分してしまう…それ、真理。むしろ思い出を処分したくて手放すものなのかなとも思います。これからも大事にね。(BARKS 烏丸哲也)
★皆さんの楽器を紹介させてください
「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
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