ブレイク間近! BENNIE Kを直撃!!

2004.11.13 11:00

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いっぱい喧嘩もして、ぶつかり合って。サバイヴしてきたから今のパートナーシップがある。=































3rd album



『Synchronicity』


2004年11月4日発売

FLCF-4031 \2,500(tax in)



1. Synchronicity~Opening~

2. オアシス feat.Diggy-MO'(SOUL’d
OUT)

3. TREASURE

4. サンライズ

5. Okay

6. Stay Awhile ~Interlude~

7. 143 ~YUKI’s Room~

8. DRACULEA ~CICO’s Castle~

9. 弁慶&牛若丸

10. 天狗vs弁慶 feat.シーモネーター


11. Puppy Love feat.GIPPER(NORA)


12. Lost Paradise feat.TSUYOSHI

13. Sunday “after”noon













MESSAGE VIDEO







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初のワンマン・ツアー決定!

BENNIE K -Synchronicity-

supported by MerodicLover










■2005年1月14日(金)

名古屋 名古屋CLUB
QUATTRO

【問】サンデーフォーク 052-320-9100



■2005年1月21日(金)

東京 渋谷CLUB QYATTRO

【問】キョードー東京 03-3498-9999



■2005年2月4日(金)

大阪 心斎橋CLUB
QUATTRO

【問】夢番地 06-6341-3525



★全公演共通★

open 18:00 / start 19:00

チケット \3,000(ドリンク別途\500)

一般発売 2004年11月20日(土)

 10:00~各プレイガイドにて



▼オフィシャル・サイト▼

http://www.forlife.co.jp/bennie_k/














PRESENT





【サイン入りポラ】

2名様

応募の締め切り:2004年11月30日




応募する










――ニュー・アルバム『Synchronicity』はオープニング・インストに続いて、いきなりBENNIE
Kを世間に知らしめたあのヒット曲「オアシスfeat.Diggy-MO'(SOUL’d
OUT)」で軽快に幕開けしていく訳だけど。



CICO(上写真・右):
作品の流れとして、頭はすごく爽快にスタートして、一歩踏み入れると徐々にBENNIE
Kのドープな部分も見えてくるという作りにしたかったんです。



――それでアルバムの真ん中辺りでは“私たち、こんな2人です!”というキャラまでもが分かるようなソロ曲に遭遇するという。



CICO
アルバムのなかで一番大きなうねりを作ってるのがそこだと思います。お互いのまったく違う音が2曲続いて、そんな2人が作ったものとして自分たちの名前の由来を歌った「弁慶&牛若丸」があるという。このM7~9の流れがこのアルバムの肝ですね。



YUKI(上写真・左):
歌とラップのユニットって、私たちがデビューした頃ってあんまりいなくって。だからBENNIE
Kしかできない歌とラップというスタイルを自分たちとしても確立したかったし、世の中にまず印象づけようってことで、これまでソロはやらなかったんですよ。



CICO
でも、1st、2ndと順を追って聴いてくれてる人はここらでソロを聴きたいんじゃないかなと思って。一人ひとりはどんな人なんだってところをそろそろ見てもらいたいなと。そしたら、YUKIの曲は太陽みたいで、あたたかく愛を語ってて。私の曲は冷たく、夜の妖しさを歌ってる。ホント、月と太陽みたいな対照的なところのそれぞれが出ました。



YUKI
それを受けて「弁慶&牛若丸」のなかにも、“月と太陽”というフレーズが出てくるんですけどね。



――ジャケット写真にも出てくるよね、月と太陽。ソロを聴くと歌い方や声質、2人は本当に表と裏なんだなと。YUKIちゃんの歌う声は流れるようなやわらかいタッチで透明感があって、一方CICOちゃんのラップはワイルドで、強さがあって、ハネてるし。



YUKI
そうですね。



CICO
だからこそ、BENNIE Kは歌のユニットではなくて<リズムとメロディ>のユニットなんですよ。ラップはリズム、歌はメロディですよね? 音楽の中にそれが共存してたら、聴いてる人は“いまメロディになった、今度はリズムだ!”ってジェットコースターみたいに楽しいじゃないですか(笑)。ってところでこのユニットをやり始めたんです。



――元々2人はYUKIちゃんがロスにヴォイス・トレーニングに行ってて。そのときにホームステイしてた家がCICOちゃんの伯母さんの家で。そこにCICOちゃんが来たという偶然の出会いが、いまや必然の出会いとなった訳だよね。



YUKI
当時、私は14歳だったんで、歌のオーディションには受かったんだけど「まだデビューするには早すぎる」と言われて、ロスに半年間、レッスンに行かせてくれたんですよ。そういうチャンスってなかなかないじゃないですか。私、すごいついてることが人生でよくあるんです。で、そこにCICOちゃんが遊びに来て。私は英語話せなかったんですけど、CICOちゃんは留学経験があったから英語が話せたんで、いろいろ一緒に遊びに連れてってもらったり。あと、私は元々J-POPしか聴いてなかったんですけど、そこで洋楽を聴くようになったんです。



CICO
最初会ったとき、YUKIはすごい人見知りしてましたね(笑)。私、会った瞬間から扉をバタッと開く全裸系タイプなんですけど(一同笑)、YUKIはなかなか開いてくれなくて。コミュニケーションとるのは大変でした(苦笑)。でも、ロスで2カ月間一緒に過ごすなかで、いっぱい喧嘩もしてぶつかり合って。そこでサバイヴした部分がいまのパートナーシップを築いていったんじゃないかな。



YUKI
初めて会う人って、言葉が出なくて沈黙とかになるじゃないですか? 私はそうなんですけど、CICOちゃんはそれを作らないんです。カットインしてその場を楽しくしていくのがとってもうまくて。あと私はすごい腰が重いんですよ。思いついても先送りにしちゃうんですね。でもCICOちゃんは思いついたらすぐ行動する。つり橋は落ちる前に渡れというのは私に無いところで。



――性格的にもめちゃくちゃ凸凹コンビだ!



CICO
そこが合うのかなと。私はどっちかというと爆発力の瞬間芸で、飽きっぽい。でもYUKIは持続力なんです。“いまだ、行け~!”と言われて私が“へいっ!”ってドドドドドド~っと特攻して、そこにできた道を最後にYUKIが歩いてくるという感じで。実は彼女がBENNIE
Kの裏ボスなんです(笑)。



YUKI
私、嫌なヤツみたい(一同笑)。



CICO
で、ロスから帰国後は、お互い別々で音楽活動をしてたんですけど。クリスマスのイベントでユニットを組んだのがきっかけで“一緒にやろう”と決めて。それでお正月に、京都にある商売繁盛で有名な伏見稲荷にヒット祈願をしに2人で行ったんです。その帰りに観光をしてて五条大橋を渡りながら「ここって弁慶と牛若丸が闘ったとこだよね」って。弁慶と牛若丸も年の差があって、最初は闘った2人だけど、そこから先はいいパートナーとしていろんな事を乗り越えていった。私たちも年の差があるけど、そうやって一緒にトップを目指していこうって。けど弁慶と牛若丸をそのまま名前に使うのはどうかと。でも弁慶というのは私たちの中では“力”の象徴で。女の子だけど、力強い女性、力強いアーティストとして音楽を表現していきたいと思って。あと、YUKIがギター・レッスンで初めて習った曲が「STAND
BY ME」、BEN E.KING の曲だったというのもあって、BENNIE
Kという名前が生まれたんです。そんなわけで、私たち2人の関係を歌ったのが「弁慶&牛若丸」なんです。



――アルバムのタイトルにはどんな意味が?



YUKI
『Synchronisity』って言葉は、TV番組で知ったんですよ。例えば恋人同士が待ち合わせをして、同じ色のTシャツを着てきた。それは偶然じゃなくて、心の深層でつながったものが共鳴して起こる必然らしいんですね。それを見たときに“コレ、私たちじゃん!”って。私たち、洋服の色がかぶることがすっごいよくあって(笑)。あと音楽的な面も含めて、BENNIE
Kにぴったりな言葉だなと。BENNIE Kもそうなんだけど、私たちに出会ったすべての人々とも共鳴したいということで、このタイトルにしました。



――来年にはいよいよ初ワンマン・ツアーが!



CICO
またアルバム・タイトルの話に戻るんですけど。タイトルにはYUKI
がいった意味以外に“Synchroni-City”という夢の街という意味もあって。そこにはオアシスがあったり恋の話があったりドラキュラ城があったり弁慶と牛若丸が出てきたり、それが天狗と闘ったりっていういろんなアトラクションがあって。そんな街に遊びにこない? っていうのがアルバムのオープニング曲なんですよ。なので、ライヴもそのCityにみんなを招待するっていうものにしたいなと。



YUKI
デビューから4年間、自分たちがいろいろやりたかったことがいっぱいあって、思い入れはとにかくすごく強い。だから楽しくないはずがないので、みなさんぜひ遊びに来て下さい!

取材・文●東條祥恵





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