グラミー賞速報、ビヨンセが最多受賞

２月８日（日）、ロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催された第46回グラミー賞で、デスティニー・チャイルドのメンバー、ビヨンセ・ノウルズが最多の５部門を獲得した。

ビヨンセはソロ・デビューアルバム『Dangerously in Love』で最優秀女性R＆Bパフォーマンス、最優秀コンテンポラリーR＆Bアルバムを獲得。ルーサー・ヴァンドロスとのリメイク「The Closer I Get To You」で最優秀R＆Bグループ・パフォーマンス、ボーイフレンドのジェイ・Zをフィーチャーした「Crazy in Love」で最優秀ソングと、最優秀ラップ・コラボレーションを受賞した。

彼女はトロフィーを手渡された際、「信じられない。パフォーマンスするだけでも十分なのに、とても光栄です。グラミー賞の関係者の皆さんに感謝します」と喜びを語った。

彼女のほかに複数部門で受賞したのはアリソン・クラウスが３部門（最優秀カントリー・コラボレーション、最優秀カントリー・インストゥルメンタル、最優秀ブルーグラス・アルバム）、ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイト（最優秀オルタナティヴ・アルバム、最優秀ロック・グループ）、また、エミネム（最優秀男性ラップ・パフォーマンス、最優秀ラップ・ソング）がそれぞれ２部門となっている。

スーパーボールのハーフタイムショーでハプニングを起こしたジャネット・ジャクソンは、今回の授賞式には姿を見せなかった。関係者によると、最終的に彼女を招待することに決めたが、ジャクソンのほうから出席を辞退したという。グラミー賞を主催する全米レコード芸術科学アカデミーの代理人は「ジャネットを招待したが、彼女は自ら出席しないことを選んだ」と話している。

主要３部門は年間最優秀レコードがコールドプレイの『Clocks』、年間最優秀ソングがリチャード・マルクス＆ルーサー・ヴァンドロスの「Dance With My Father」、年間最優秀アルバムがアウトキャストの『Speakerboxxx/The Love Below』に贈られた。また、新人賞にはエヴァネッセンスが選ばれている。

授賞式ではノー・ダウトのグウェン・ステファニー、映画監督／俳優のクエンティン・タランティーノほかがプレゼンターを務めた。
T.Kimura