エミネム批判の『The Source』誌にドレーとエミネムが広告掲載を停止。50セント、“ベンジーノは注目を集めたいだけ”

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『New York Times』紙によれば、Dr. DreのAftermath EntertaimentとEminemのShady Recordsの両レーベルが、現在進行中のEminemとBenzinoとのビーフを受け、『The Source』誌への広告掲載を差し止めるという。『The Source』誌の共同オーナーであるBenzinoは、白人ラッパーであるEminemの成功がヒップホップと有色人種アーティストの将来のチャンスに打撃を与えているとして、Eminem批判を繰り返し述べてきた。

Eminemのレーベル、Shady Recordsと最近契約した50 Centは、Benzinoはただ注目を浴びようと躍起になっているだけだと話す。「EminemとBenzinoの状況はビーフじゃないね。奴はただ注目を浴びようとしてるだけだよな。だって奴らは言い争いもケンカも何もしてないじゃないか。俺に言わせりゃ“くだらない”ね」

50 Centはこう続ける。「もしビーフだっていうなら、たぶんオレもその真っ只中にいるってことになるわけだよ……でも何もないんだ。奴がうまくやろうとしてるのは明らかだね。オレの言ってることわかるか?」

もし50 Centの意見が正しいとすれば、物事はBenzinoの望んだようには進まなかったようだ。Benzinoの最新アルバム『Redemption』は、リリースから2週間でわずか2万2000枚しか売れていない。

一方、50 Centのアルバム『Get Rich Or Die Tryin'』には海賊版が出回り、そのあまりの需要の高さに発売日を当初より5日早い2月6日に繰り上げたとレーベルは発表している。

ニューヨーク、クィーン育ちのラッパーは発売日の変更を喜んでいる。「ストリートの連中がオレのアルバムを手に入れようと躍起になってるってことに興奮してるよ。連中が欲しいものをやるつもりだ。本物のヴァージョンをね」と50 Centは声明の中で語っている。「もし海賊版を作ってる奴を捕まえたら、オレを相手にしなきゃいけないってわけだ。オレはマジだぜ。G-Unitがそこら中しらみつぶしに当たってる。俺はヴァンを探してるんだ」

Yves Erwin Salomon, New York (C)LAUNCH.com
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