ローリング・ストーンズ、トロントのクラブでサプライズ・ショウ

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8月16日(金)、ワールドツアーを目前に控えたRolling Stonesがトロントのクラブでサプライズ・ショウを行なった。報道によると、彼らは81年前に建てられたオンタリオ湖を望むPalais Royale Ballroomでプレイし、Liv Tyler、Dennis Quaid、Sharon Stone、James Spader、Kate Hudsonといったセレブリティをはじめ、1000人のファンとVIPを集めた。

ベーシストのDarryl Jones、キーボーディスト、4人のホーンセクション、Bernard Fowlerを含む3人のバックシンガーをサポートにつけたバンドは「It's Only Rock & Roll (But I Like It)」でオープニングを飾り、「If You Can't Rock Me」「Honky Tonk Women」「Wild Horses」「Happy」「Can't You Hear Me Knocking」などのクラシック・ナンバーを演奏。また、バンドのニューシングルで、次作のグレイテストヒッツ・コレクション『Forty Licks』に収録されている4つの新曲のうちのひとつ「Don't Stop」も初披露された。『Forty Licks』は10月1日に米国発売予定(日本発売は9月26日)。

残念ながらこのコンサートに参加できなかったファンのために、Stonesはバンドのオフィシャル・サイトにショウを締めくくった「Brown Sugar」のクリップを2分間近く掲載している。rollingstones.comへアクセスし、“Mutli Media”をクリックすると、そのクリップが見られる。

Rolling Stonesがトロントのクラブでツアー前にライヴを行なったのはこれが4度目。彼らは'77年、現在は閉鎖されているEl Mocamboで2夜にわたるショウを行なった。その中の数曲は『Love You Live』に収められている。また'94年にRPMで、'97年にはHorseshoeでもプレイしている。

'97年のHorseshoeでのギグでMick Jaggerは、バンドがこうしたタイプのショウを好む理由を次のようにToronto Sun紙に語っていた。

「ただ、やりたいだけさ……ちょとしたひとつのギグをこなすためにね……俺の経験では1回のギグは1週間のリハーサルに相当するんだ」。ギタリストのKeith Richardsもそれに同意し、こう言っている。「ああいったちょっとしたギグが、バンドに不思議なエネルギーをもたらしてくれる。次の日にリハーサルに出るとそれが分かるよ。みんな“俺にやらせてくれ。ガンガンいくぜ”って感じなんだ」

Rolling StonesのLicksツアーは9月3日マサチューセッツ州ボストンのFleetCenterからスタート。

Palais Royaleのショウのセットリストは次の通り:

「It's Only Rock & Roll (But I Like It)」
「Sad Sad Sad」
「If You Can't Rock Me」
「Stray Cat Blues」
「Hot Stuff」
「Don't Stop」
「Honky Tonk Women」
「Torn And Frayed」
「Wild Horses」
「Happy」
「I Can't Turn You Loose」(Otis Reddingのカヴァー)
「Heart Of Stone」
「Can't You Hear Me Knocking」

アンコール
「Jumpin' Jack Flash」
「Brown Sugar」

Bruce Simon, New York (C)LAUNCH.com
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