Social
News
ニュース
Ranking
ランキング
Interview
インタビュー
Live Report
ライブレポート
Column
コラム
Instrument
楽器
LuckyFes
トラットリアレーベル、10年の活動に幕をおろす
2002.07.22 15:00
Share
『ANCHOR』 trattoria 発売中 PSCR-6055~6057 3,800(tax in) CD3枚組
【DISC 1】 1 Slalom/Marden Hill 2 Every Planet Son/Venus Peter 3 Wanna Be Tied/Salon Music 4 Football Football I Like Football/Alan Randall 5 Watermelon Bikini/Bridge 6 Cymbal Hit(Like My Feelin’)/Citrus 7 Young Gocart Champion/暴力温泉芸者 8 Motorhead/Corduroy 9 Gauloise/ムッシューかまやつ 10 Chocolate Buttermilk/Wack Wack Rhythm Band 11 若草の頃/Kahimi Karie
【DISC 2】 12 Tidal Wave/The Apples In Stereo 13 Sugar Clip/想い出波止場 14 Clouds Across The Moon/Rha Band 15 Suddenly,Sibylla(シヴィラはある日突然に)/Hideki Kaji 16 X-City Dope Core/Xox 17 Kutsu/Asa-Chan&巡礼 18 When The Party’s Over/Border Boys 19 Angel/Seagull Screaming Kiss Her Kiss Her 20 誕生日/Hiromix 21 We’re Both Alone/Rocketship 22 Right Hand Ponk/Ooioo 23 Knm/Rovo 24 Lazy/Cornelius
【DISC 3】 25 Prelude/The Millennium 26 Purple Mania/Indian Rope 27 Plash/Takako Minekawa 28 Sunday Morning/Margo Guryan 29 Silverclothes/Luminousorange 30 Girl/Papas Fritas 31 Heartbeat(Demo Versio)/Tahiti 80 32 E Quick Boogie/Freedom Suite 33 Use Onece And Destroy/Dymaxion 34 Espacio Verde/yoshie 35 Two Flames/Dots+Borders 36 Red Vangogh On/OIO 37 Everybody Is a Star/The Pastels
言ってみれば、会員限定のファン・クラブのような。あるいは、パスワードを持っている者だけが立ち入りできる秘密結社のような。入会の条件は、イギリスやフランス仕込みの粋なウィットが分かること。そして、音楽以外にも映画や洋服やフットボールが大好きなこと。
それがフリッパーズ・ギターを解散したばかりの小山田圭吾も運営に関わるトラットリアというレーベルだった。
スタートは’92年6月。小山田らが大好きだった’80年代のイギリスを代表するインディ・レーベル、チェリーレッドやelでA&Rをしていたマイク・オールウェイの全面協力を得て、“分かる人には分かる”憎いチョイスで自由気ままにリリースし始める。その第一弾となったのはサッカーをモチーフにしたユニークなオムニバス『BEND IT!』(menu3)。後のラウンジ・ブームを予見していたようなこのオイムニバス以降は、ヴィーナス・ペーター、カジヒデキが在籍したブリッジ、コーデュロイなど洋邦織り混ぜたセレクトで時代をシニカルに切り開いていく。
英米の音楽シーンとリンクしながらも、その趣味性強い“痒いところに手が届く”姿勢を貫くトラットリアの存在は、過去に数多く存在した日本のインディー・レーベルのどれとも異なるものだった。
そして、’93年9月、ついに小山田圭吾によるコーネリアスが1stシングル「The Sun Is My Enemy/太陽は僕の敵」(menu21)をリリース。トラットリアはいよいよ勢いづいていく。
初期から作品の中にリリース作品のカタログを封入するなどかつてのelを意識したような可愛いパッケージでコレクタブルなファン心理をくすぐってきたが、じきにTシャツやアナログ盤など関連グッズも制作。また、ブライアン・オーガーやフリー・デザインといった洋楽名盤、アップルズ・イン・ステレオやパパス・フリータスなどアメリカのインディ・バンドや想い出波止場、OOIOOといったボアダムズ周辺のアーティストなどを積極的にリリースするなどその振れ幅はどんどん大きくなっていった。
しかしながら、発売されたばかりの3枚組コンピレーション『ANCHOR』を最後に10年の歴史にとうとう幕をおろす。アーティスト同士の交流が密であることが大きな特徴だっただけに一抹の淋しさは否めないし、作品としてその全てが素晴らしかったとは言えなくもないけれど、日本において“レーベル買い”させる稀有なレーベルの1つとして’90年代をかけぬけていったこのトラットリアが、フェイクと遊び心をモットーにまたどこかで形を変えて復活することを楽しみにしていたい。
文●岡村詩野
<中津川 WILD WOOD 2025>最終出演アーティストに奥田民生、ACIDMAN、打首獄門同好会、ヤングスキニー、サバシスター、Chilli Beans.など13組発表
アニメイト主催ライブイベント<AOM presents「animate Theater LIVE 2025 ~summer~」>開催決定
緑川光、佐久間大介(Snow Man)らが“平和への祈り”を届ける朗読劇、舞鶴にて開催
サンリオのキャラソン・カバーアルバムからボイスキャスト12名撮りおろしビジュアル&全員歌唱曲の試聴PV公開
スターダストプロモーション × バンダイナムコミュージックライブ両社合同アイドルオーディション始動
気になるアーティストが見つかるチケット購入サイト「エンチケ」、スタート
ホリプロ×エイベックスによる男性ボーカルオーディションが始動
ゲーム音楽の名曲を新たな歌声とアレンジで再構築『SQUARE ENIX Vocal Covers – Timeless Classics』発売決定