U2のボノが来月、エイズに苦しむアフリカを視察

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U2のフロントマン、Bonoのツアーが1週間後に迫っている。しかし今回は、国際的に有名な彼が第一世界のきらびやかなアリーナでパフォーマンスをすることはない。Bonoは5月20日(月)、米財務長官のPaul O'Neillと共にエイズが蔓延しているサハラ砂漠以南の地域を訪問する予定だ。

不釣り合いな組み合わせのこの2人は、10日間の日程で学校やエイズ診療所、またガーナ、ウガンダ、南アフリカ、エチオピアでの世界銀行によるさまざまな開発プログラムを視察するとAP通信は伝えている。

Bonoは以前からその名声を利用し、アフリカでは2200万人以上の人々がエイズで命を落としているという状況を伝えるために講演してきた。アフリカでのエイズによる死者は昨年だけで300万人、感染者は現在約3600万人にのぼっている。

Bonoは、この窮状はそう簡単には忘れられない歴史の一部だと言う。「歴史書が記されるとき、たとえば中東や北アイルランドは、サハラ以南のアフリカ大陸ほど多くのページを占めないだろう。21世紀初頭ではアフリカの視察はトイレを流すようなものだ」「これは21世紀の非常に大きな課題なんだ」

財務長官のO'Neillは、ここ数ヶ月間、Bush大統領や他の人々へのロビー活動を行なっているBonoとの視察について次のようなジョークをとばした。「私たち2人はお互いの目で世界を見ることができる」「私はブルーのサングラスをかけ、彼には白髪のかつらを渡そうと思うよ」

Neal Weiss, Los Angeles LAUNCH.com
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