リンプ・ビズキット、ツアーの安全対策を強く要望

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Limp Bizkitは現在、何カ所かでのフェスティヴァル出演を含むヨーロッパ・ツアーを行なっている。バンドはファンが大ケガをしたりすることのないように、今回のツアーでは慎重に予防策を立てている。

Limp Bizkitは、今年1月26日にオーストラリアのシドニーで開催されたBig Day Outフェスティヴァルに出演した際、観客がステージに押し寄せて18歳の少女が心臓発作で死亡するという事故があったため、同フェスティヴァルのその後の出演日程をキャンセルしていた。

ギタリストのWes Borlandは、バンドはBig Day Outの主催者に“T型”の防護柵を使用するように要求したが断られていたとLAUNCHに話している。今回のヨーロッパでのフェスティヴァル出演については、群集がそのまま押しつぶされてしまうのを防ぐために“T型”もしくは同等の形のものを使用するよう強く要請した。その“T型”の効力についてBorlandが説明する。
「“T型”を使うことで、どれだけ心配が減るか想像つくだろ。ちょうど人の中でくさびみたいな感じになるから、セキュリティのいる通路まで循環するような流れになって、そのまま端から人を引っ張り出せるようになるんだ。人ごみの中から無理やり引きずり出すんじゃなくて、横から出される感じになるから、後ろから圧迫されたりもなくなる」

さらに、悲劇的な事故を回避するために他の形状のものも使用されるという。
「それから“H型の”柵もあるんだ。“H”が横になった形のやつなんだよ。あと、“Wave Break(防波堤型)”っていう後方に設置する柵もある。そういうのが全部、(今回の)ヨーロッパでは用意されてるんだ」

Limp Bizkitのヨーロッパでの次のライヴは、5月19日(土)のスペインのマドリッドでのFestimad出演になる。

Darren Davis, New York LAUNCH.com
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