X.Y.Z.→A are Vo:二井原実(Ex.LOUDNESS) G:橘高文彦(Ex.筋肉少女帯) B:バーベQ和佐田(爆風スランプ) Dr:ファンキー末吉(爆風スランプ)
[X.Y.Z.→A web site]
'01/02/07発売 MAXI SINGLE『A MILLION CARATS』(XZCM-1)
[ LIVE情報 ] THE METALIZATION WORLD TOUR 2001 「新世紀だよ!全員集合 THE LIVE STATION 4DAYS LIVE」 ■'01/02/05 目黒 THE LIVE STATION ファンクラブDAY(この日のみファンクラブ会員限定入場) ■'01/02/06 目黒 THE LIVE STATION ゲストDAY ■'01/02/07 目黒 THE LIVE STATION カバーDAY ■'01/02/08 目黒 THE LIVE STATION X.Y.Z.→ADAY 以上、問 会場 03-3444-3464
■'01/02/14 横浜 CLUB24 問 会場 045-252-4120 ■'01/02/16 熊谷 VOGUE 問 会場 0485-24-4100 ■'01/02/18 中津川 BREATH 問 会場 0573-66-6330 ■'01/02/20 岡谷 CLUB THE MONKY 問 会場 0266-22-0098 ■'01/02/21 韮崎 韮崎市文化ホール 問 会場 0551-20-1155 ■'01/02/24 渋谷 ON AIR EAST (HARD ROCK 2001) 問 会場 03-3476-8686
| ●ボーダレスに活動しているX.Y.Z.→Aにとって、このインタ-ネット時代は大切なチャンスですよね。
ニ井原: X.Y.Z.→Aのホームページ(以下HP)作って1年半ほどなんですけど、今までで約14万ものヒット数があるんです。もちろんリピーターも多いんでしょうけど、掲示板から叱咤激励などの意見を参考にしますね。HPでは新曲の試聴も出来るようにしていますので。
●ファンキー末吉(Dr)さんが独自で行なっている中国との交流といった点でも、インターネットは手軽で便利なツールですからね。
ニ井原: ですね。今は、イタリアやフランス等のヨーロッパからのアクセスが多いかな。アメリカは、LOUDNESS以来のファンからが多いですね。垣根がないという点で凄いというか、しっかり活用させて頂いています。それに、ネットはフットワークが軽いというか、しがらみがないですよね。それに最終的にはすべての責任が自分に降りかかってくるから、すごく動きが取りやすい。お金の点でもローリスク・ハイリターンだし、自分たちでプロモーションしてるって実感もあるかな。今、CDの販売流通はメジャーのレコード会社にお願いしてるんだけど、こういったネットやライヴがあったことでようやく全国的に浸透できたかなって、ところです。
●その浸透度をまさに表わした、バンド結成時からの通算100本ライヴが2000年12月19日、渋谷ON AIR EASTで無事終了しましたね。
ニ井原: ええ。地方もかなり廻りましたしね。こういうハードロックバンドが、“おらが町に来てくれる”的に盛り上がってくれればというところで始めたんですけど……、最初はバンド名を分かってもらうだけでも、時間かかりましたね。
●失礼ですが、ベテランということで年を重ねてきてる分、体力的にも大変だと思いますが。
ニ井原: でも、矢沢(永吉)さんもまだ歌っているし、サザン(オールスターズ)だってね。チャゲ&飛鳥なんて同期だし。そういった中、僕らみたいなバンドがいても良いかなって思うよ。誰かがバンドやるときに「二井原がまだやってるんだったらいいだろ」くらいな受け止め方でもいいしね。まぁ、日本のオジー・オズボ-ンみたいになれたらいいかな。良いステージをして良いCDを作って…って、ギミックなしの良い音楽すればね、こういうバンドがあっても良いかなって。
●ですね。しかしながら、現在ハードロックバンドは絶対数としても少数派ですが。
ニ井原: でもアメリカなんて、流行に関係なくこういう音楽が常にあるからね。日本だけですよ、流行一辺倒なんて。結構珍しい国でね。それに向こうはハードロックバンドなんてカテゴライズして言わないしね。実は今度、X.Y.Z.→Aはヨーロッパのレーベル、ディールと契約するんです。それとアジアでもリリースすることになったしね。あと、2001年3月に一時的にLOUDNESSが復活するんです。こういうことで、日本のロックシーンに刺激を与えられたら…って思いますよ。
●たしかに日本のメディア自体がギミックめいてて、そこからヒット曲が生まれる構造があるかもしれないし…。
ニ井原: うん。ファンキーなんかは、爆風スランプに在籍してたときにミリオンセラーを出してるし、筋肉少女隊(Gの橘高文彦が在籍していた)や、LOUDNESSもレコ-ドはたくさん売りましたけど、ヒット曲が最終ゴールじゃないんだなって気がするんですね。音楽やっていることの延長線上で、レコードが売れるに越したことはないんですけど、じゃあ売れるためにTVに出る、本意ではないことをする…、そういうのはもうやめようってのはありますね。…でもTVとか呼ばれればそりゃ出るんですけどね(笑)。とりあえず今は、メンバーのキャリア云々よりもX.Y.Z.→Aというバンドのバリューをあげたいんです。以前は前のバンドの曲もやっていたけど、LOUDNESSとしてはライヴ録音が入ったCDとDVDも出たし、X.Y.Z.→Aとしても2ndアルバムを出すまでに至って、ようやくそういうのが必要なくなってきたんで、やっと出発点なのかなって思いますね。来年は勝負なんだろうね。
●ニ井原さんをして、その言葉は凄いことですね。そうやってまた動き続いていくわけですね。
ニ井原: 僕がかつてLOUDNESSをやっているときは8ヵ月くらいかけて世界を廻っていたんですけど、また、そういう感じになっていければ人生幸せかなって。だから一つの国で一万枚売れるとしたら、50の国で50万枚になるわけで…、なんて言っているんです(笑)。でも突破口は何となく見えてきてる。そのためにも国内盤とは別に英語ヴァージョンも作らなければいけないから、またしばらく休めないね(笑)。
取材・文●中島儀幸
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