レニー・クラヴィッツ、遅咲きの成功に満足

Record Industry Association of America（米国レコード産業協会）が、Lenny Kravitzの『Greatest Hits』の売上600万枚を認定した。Kravitzのアルバムではダントツに過去最高の売上となる。今までのマルチプラチナ・アルバムは、'99年の『５』と'95年の『Are You Gonna Go My Way』が共に200万枚を売り上げてダブルプラチナだった。

これらのアルバムに比べ、Kravitzの'89年のデビューアルバム『Let Love Rule』の売上はゴールドアルバム認定の50万枚にも届かず、一般に認知さえされなかったといえる。'91年にリリースされた２枚目のアルバム『Mama Said』は、発売当初はその年の暮れにやっとゴールドに届いた程度で、５年後にやっとプラチナを獲得した。

Kravitzは、このゆっくりとしたキャリアのステップアップに満足しているという。
「自分のキャリアで気に入ってるのは、（人気が）だんだん上昇してきたことだね。たぶん、それが俺が長く持ってる理由のひとつでもあると思うよ。初めてレコードを出して、いきなり200万枚売れたと思ったら後はそれっきり、とかだったら最悪だよな。俺は長距離戦でいくつもりだから。今までの人生、ずっと音楽を作ってきたんだ。これからも作り続けるさ。だから、人気の上がる速度としてはいい感じできてるね。ちょうどいい具合だよ」

Kravitzは冬の終わりから春にかけてツアーを計画中である。その前にファンは１月20日のNBCテレビ『Saturday Night Live』で、一足早く彼の姿を目にすることができる。

Darren Davis、ニューヨーク