レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、クラシックロックに挑む

Rage Against The Machineのニューアルバム『Rolling Stonesの“Street Fighting Man”、Bob Dylanの“Maggie's Farm”、Bruce Springsteenの“The Ghost Of Tom Joad”、MC5の“Kick Out The Jams”、Stoogesの“Down On The Street”のクラシックロックをはじめとするお気に入りの12曲を独自に解釈している。

RageのギタリストTom Morelloは、このアルバムの精神には他のクラシックロックから学んだ教訓も生かされている、とLAUNCHに語った。
「歴史をひも解いてみると、こうした曲に挑戦することは少なくともJimi HendrixによるBob Dylanの“All Along The Watchtower”のヴァージョンにまで遡るんだ。歌詞を違った角度から解釈しているだろ」と彼は言う。「Bruce SpringsteenのTom Joadは、（John）Steinbeckの『（The） Grapes Of Wrath（怒りの葡萄）』の主人公で、反乱戦争で亡くなったぞっとするような亡霊なんだ。けど、歌詞は同じなのに俺たちのTom Joadは血が通った人間で、WTOに抗議して通りでレンガを投げたり、知っていると思うけど、民主党大会で催涙弾から逃れたりしている。こうした異なった演奏は、曲の詩が持つムードに確実に影響すると思うんだ」

『Renegades』の初回プレスには“Kick Out The Jams”のライヴ収録を含む２曲のライヴボーナストラックが付いている。

Gary Graff、デトロイト