エルトン・ジョン、ゲイ問題でカトリック枢機卿を非難

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 ポップスのスーパースターElton Johnは、スコットランドで最高位のローマカトリック教徒を同性愛問題に無知だと公に非難した。ゲイのミュージシャンとして知られているJohnは、イギリスの雑誌『The Spectator』に掲載された枢機卿Thomas Winning執筆の記事に対し抗議した。そこで枢機卿は「ゲイは間違っている。人間としてそのような行動はよくないことだ。人を自由にするどころか、一生を束縛され、人の心の奥にある深い思いに感応することができない」と記述した。

 それに対しJohnは、英国で刊行されている最古の雑誌であり、論争を掲載することで有名な同誌に、「Winning枢機卿は無知で、何も分かっていない。これだから人々が教会から離れていくのだ」と返答。

 また、数年来付き合いのあるJohnは枢機卿からアドバイスを受けるとは驚きだとも記している。
「枢機卿は立場上生涯独身を通さなければならない孤独の人である。そのような人がどうして性を判断する立場になれるのか? わたしはゲイとしての性、そしてその人生にこの上ない幸福を感じている」「はっきり言って、心の奥にある深い思いは満ち足りている」と書いた。

Winningは、イギリスの学校で同性愛を禁止する法律Section 28の擁護をめぐって、ここ数ヶ月ゲイの人たちと他にもいくつか衝突を起こしている。

記:Sue Falco、ニューヨーク
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