Wyclef Jean、南部連合軍旗に抗議してコンサートを中止

　Wyclef Jeanは、サウスカロライナ州の観光業界に対するNAACP（全米黒人地位向上協会）の経済制裁を支持し、3月24日の同州チャールストンで行われる予定だったCollege of Charlestonでのコンサートを中止した。1月1日に正式に開始された経済制裁は、同州州議会議事堂に掲げられている南部連合軍旗をおろさせることを目的としている。

　Destiny''s Child、Patti LaBelle、O''Jays、Eric Benet、Brian McKnight、Gerald Levertなど他のアーティストも南部連合軍旗が掲げられている限りサウスカロライナ州では公演しないことに決定し、経済制裁はますます強化された。名高いダンサー／振付師Bill T. Jonesもチャールストン恒例のSpolet Festivalの出演を取り止めた。

　Wyclefは中止の決定について、「当然公演はキャンセルしたくないが、州議会議事堂に人種差別と人種隔離の象徴を掲げている州で公演することに良心の呵責を感じる。僕はNAACPのイニシアティヴを100％支持するし、僕の決定がサウスカロライナ州民だけでなく米国民全員の良心に訴えかけることを僕のファンは理解してくれると確信している」と述べている。