【俺の楽器・私の愛機】1800「粘着ジェルは剥がれない」

【フィードバック⇔ハウリング】（千葉県　ガンボ・ヤーヤー　もう指が動かない歳）


先だって、BOSSのFB-2「Feedbacker / Booster」を入手しました。サスティンが欲しい曲だったのでペダルを踏みっぱなしです。疲れるので、壊れたスパイダー・カポでクランプすることにしました。

フェルナンデス様のサスティナーを移植したシンライン（後ろ右の青いギター）はまだ健在ですが、この先どうなってしまうのか。もう新品の入手の可能性はないことになってしまうのでしょうか。フェルナンデス様の復活を強く望みます。

嘆いていても仕方ないので、ガンボ・ヤーヤーなりに考えます。ちょうど手頃な振動スピーカが入手出来ました（8Ω、25W）。これをソリッド・ボディに取り付けてみます。ヤマハのトランスアコースティック・ギターみたいなものです。ソリッド・ボディを振動スピーカで揺らして、弦が共鳴してくれることに期待してみます。

ベンダー付のギターではネジが緩みそうなので、ベンダーもなく一番サスティンが短い「チョーキングすると音程が下がるギター」で試してみます。

と云うことで振動ピックアップの仮取付け。トレモロのイナーシャ・ブロックならダイレクトで良いかと思ったら、その近傍の方が良さそうでした。

で粘着ジェルでちゃんと貼り付けます。アンプをオーヴァー・ドライヴ側にしてゲインを上げると良い感じのフェードバックです。ちょうど腕で押さえることが出来る位置だったので、腕で押し込んでみると、フィードバックを超えてハウリングになりました。音程に合わせて押し込み方やアンプのゲインやヴォリュームを変えるとフィードバックの様なハウリングの様な楽しみ方が出来ます。

じゃあ別のギターでも試してみよう、と思ったら、粘着ジェルはもう剥がれないのでした。仕方なく振動スピーカのネジを外すことにしましたが、もう別のギターには取付けられないのでした。やれやれ。

ところで、ペダル・スティール・ギターの単弦カポはもちろん10弦とも同じフレットに配置することも可能です（もともとはその用途で作りました）。

それとマイクロトーナル・ギターはフレット長さを長く（？）することでチョーキングも可能です（ただし予めチョーキングするフレットを決めておかないとややこしいことになります）。


　　　◆　　　◆　　　◆

うわー助けてくれ、カオスだ。カオスの海だ。ガンボ・ヤーヤー海溝に飲み込まれるー。情報が多すぎて息ができん。BOSSのFeedbackerを踏みっぱなしにする人もそうそういないと思うけど、クランプで挟んじゃうなんてアクセルベタ踏みの暴走車やん。サスティナー搭載のギターだって持っているのに。そして遂に、トランスアコースティックのエレキ版を実現させてしまっていました。なるほど振動スピーカーほどのパワーがあれば、確かにボディを震わせられるよなあ。それにしても押し付け具合でフィードバックからハウリングへ変わっていくというのはおもろい。振動スピーカーをギターにつけるのではなく、自分の右腰あたりにベルトで縛り付けておいて、プレイしながら下半身をぐいっと押し付けるという変態プレイはどう？（BARKS 烏丸哲也）


◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ