【ライブレポート】Crystal Kay、25周年ライブをBoAとm-floが祝福「音楽でつながり続けていきたい」
Crystal Kayが12月21日、デビュー25周年記念ライブ<CKニーゴー〜25TH ANNIVERSARY>を地元・横浜のKT Zepp Yokohamaで開催した。1日限りのアニバーサリーライブのレポートをお届けしたい。
◆Crystal Kay 画像
会場内が暗転すると、Crystal Kayの過去ミュージックビデオの名シーンがプロジェクターで次々と映し出され、幕が下りた瞬間Crystal Kayとバンドメンバー、バックダンサーが現れる。
大歓声の中、第一声はアカペラでスタート。2ndシングル「TEENAGE UNIVERSE~Chewing Gum Baby」がバンドアレンジで鮮やかに生まれ変わる。
続く「Girl's Night」「What Time Is It?」では、挨拶をするようにステージを回り、待ちわびたファンと笑顔を交わす。
「Girl U Love」では、生バンド×ダンスステージの演出も一段と華やかに。「久々に踊りっぱなしのライブになる」と明言していたとおり、ここまでノンストップで踊り
続ける。
ここで「CURIOUS」を1コーラス歌うと、Crystalがステージ袖にはけていく。JAZZYなキーボードアレンジをリードに、バンド演奏の「CURIOUS」に浸る時間。
一転して「Motherland」では、バラードの世界に観る者を引き込む。華やかなピンクのドレスは、この1曲でのみ披露された。
SEでm-flo loves Crystal Kayの「gET oN!」が流れると、ゲストの登場を予感するように客席から拍手と歓声があがる。
待望の「Ex-Boyfriend feat. VERBAL」では、大歓声の中VERBALが壇上から現れる。ファンを煽ってさらに盛り上げ、「What’s up Yokohama!」と挨拶した。
MCでは、「25周年おめでとうございます」と互いにお祝いの言葉をかけ合う。
「こんなに心強い、カッコいい同期がいるのは本当に素晴らしいことだし、25周年をお互いにお祝いできるなんて本当に素敵なことだなって思います」「自分のライブで『Ex-Boyfriend』をVERBALとやるのは初めてなんです。初めてのフィーチャリングもVERBALだったんです」と伝えるCrystal。
VERBALも「Crystalなくして、m-flo lovesプロジェクトは始まらなかったと言っても過言ではないです。おかげさまで新しいチャプターを開けました」と感謝を伝えた。
さらにCrystalが☆Taku Takahashiを迎え入れると「I LIKE IT feat. m-flo」を披露。フロアと化した会場の盛り上がりも最高潮に。
ハグをしてVERBALがはけると、代わって☆TakuとのMCへ。
初のコラボはCrystalが15歳の時の「hard to say」だったと振り返り、「本当に信頼している大好きなプロデューサーで、今年の第1弾シングルも☆Takuにプロデュースしてもらいました」とCrystal。☆Takuも「25周年で一緒に曲が作れてめちゃくちゃ嬉しいです」と話す。
サビの後半部分をダンスレクチャーし、みんなで踊った「That Girl」。一人ひとりの顔を見て「みんな大好きです!」と伝えた。
ここで☆Takuと入れ替わるように「Please welcome my girlfriend!」のかけ声で2組目のゲスト、BoAが登場。
15年ぶりに歌うという「Girlfriend feat.BoA」も、2人の長年の交流や活動でより深みを増した楽曲となり、ライブに華を添えた。
MCでは、今回のためだけにBoAが韓国から駆けつけたことをCrystalが明かすと、驚いた客席からは拍手が送られた。
さらに、振付師が一緒だったことから仲が深まったという10代の頃のエピソードも。
「来年が韓国、再来年が日本での25周年」だと話すBoAに「おめでとうございます!」「これからもずっとずっとよろしく」とCrystalからも声をかける。
「せっかく韓国から来てくれて…I wanna do one more song!」「Of Course!」と再びVERBALが招かれ、BoAの「UNIVERSE feat. Crystal Kay & VERBAL」を3人でパフォーマンス。フロアも一体となって盛り上がる。
そして、「think of U (KZ Future Disco Mix)」に乗せ、真っ赤な衣装に着替えたダンサーたちによる「Dancer Introduction」の後、こちらも真っ赤な衣装を身に纏ったCrystalが壇上から登場。これまでのアッパーな空間から一転、情感豊かに歌い上げる「Kiss」に誰もが聴き入った。
真っ赤なライトとドレスが煌びやかに重なり、アカペラで始まった「Boyfriend -part II-」は、コール&レスポンスやジャンプをしてファンと楽しむ時間に。
続いて「片想いしてる人いますか?じゃあ代弁して歌います!でもみんなも一緒に歌ってね」と情熱的なラテン調のアレンジで「片想い」を披露。
「hard to say」では、ともにライブを盛り上げたダンサーとバンドメンバーを紹介。MCでは「みんなの人生のサウンドトラックにいられるように、エンターテインしていきますのでこれからもよろしくお願いします」と深くお辞儀をした。
さらに、「The Stylisticsの皆さんも観に来てくれてて。レジェンドですよ!」と嬉しそうに手を振る場面も。
11月リリースの最新曲「Love Myself」、ダンスレクチャーの後「Can't be Stopped」をみんなで踊る光景は、多幸感に包まれていた。
そして、本編ラストは安室奈美恵をフィーチャーした「REVOLUTION」。「皆さんと一緒に、革命を起こしたいと思います!」と力強く宣言し、Crystal Kayバージョンで披露。演者全員が一つになり、ひたむきなパワーを感じる圧巻のパフォーマンスだった。
鳴り止まないアンコールで再登場したCrystalは、ライブグッズのロンTに短パンというラフな出立ち。
手を振ったり、ハートを送ったりとファンサービス満載の「恋におちたら」、キッズダンサーと踊る「何度でも」は自然と笑みがこぼれた。
「これからもずっとみんなと音楽でつながり続けていきたいと思います」と告げ、ラストの「Forever」では、ダンサーたちも真っ白な衣装に。何色にも変わることができる、未来への可能性を感じるステージだった。
思い出の曲も背中を押された曲も、リスナーの数だけ物語がある。会場にいた誰もがその主人公で、いくつものストーリーによって折り重なった25年。ファンとともに作り上げた、メモリアルなライブとなった。
取材・文◎長谷川チエ
撮影◎渡邉隼
■<Crystal Kay 25周年LIVE「CKニーゴー〜25TH ANNIVERSARY」>2024年12月21日@神奈川・KT Zepp Yokohama セットリスト
02. Girl's Night
03. What Time Is It?
04. Girl U Love
05. CURIOUS
06. Motherland
SE 「gET oN!」
07. Ex-Boyfriend feat. VERBAL
08. I LIKE IT feat. m-flo
09. That Girl
10. Girlfriend feat.BoA
11. UNIVERSE feat. Crystal Kay & VERBAL
Dancer Introduction
13. Kiss
14. Boyfriend -part II-
15. 片想い
16. hard to say
17. Love Myself
18. Can't be Stopped
19. REVOLUTION
encore
20. 恋におちたら
21. 何度でも
22. Forever
■2024年第二弾配信シングル「Love Myself」
配信リンク:https://crystalkay.lnk.to/lovemyselfPR
作詞・作曲:Misako Sakazume
編曲 : UTA
Produce : Crystal Kay
■25周年記念アナログレコード「Love Myself」
2024年12月23日(月)12:00
UNIVERSAL MUSIC STORE限定発売
購入サイト:https://store.universal-music.co.jp/product/tyjt59011/
【完全数量限定盤(1LP)】TYJT-59011 3,000 円(税込)
▼A Side
1. Love Myself
2. That Girl
▼B Side
1. Gimme Some / Crystal Kay & Daichi Yamamoto
2. No Pressure / Crystal Kay & VivaOla
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