アジカン後藤正文を創立者とするNPO法人「アップルビネガー音楽支援機構」、クラウドファンディング開始

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文を創立者とするNPO法人「アップルビネガー音楽支援機構」が、滞在型音楽制作スタジオ完成に向け、9月27日よりCAMPFIREにてクラウドファンディングをスタートする。

◆アップルビネガー音楽支援機構 画像

同NPO法人はインディペンデントに活動するミュージシャンやアーティストに対して「金銭的、技術的な支援」を継続的に行うことを目的として2024年5月10日に設立されたもの。活動総称を「APPLE VINEGAR -Music Support-」として、静岡県藤枝市に滞在型音楽制作スタジオ「Music Inn Fujieda」を建設、同市を拠点に活動する。

7月19日に藤枝市役所にて行われた法人設立会見の中で後藤は、「音楽制作の現場が変化し、大手レーベルに属さないミュージシャンにとって制作費が限られている現状を踏まえ、気兼ねなく使用できるスタジオの必要性を強く感じた。ミュージシャンが自由に創作活動を行える場であり、地域コミュニティと音楽をつなぐ新しい拠点となるスタジオ作りを目指したい」とその決意を語っていた。


レコーディングスタジオは、天井が高い「蔵」の特性を活かした「生ドラムの良い音」を録音できる環境で、後藤正文がこれまでに集めたレコーディング機材も提供し、自由に使用できるよう整備予定とのこと。完成は2025年秋頃を目指しているという。また、隣接する母屋は宿泊施設として改修し、ミュージシャンが滞在する宿泊スペースと、地域交流を行うコミュニティスペースをつくり、後藤の思いでもある「皆でシェアし、皆で育て、皆で歩んでいく場所」を目指していく。

また、ASIAN KUNG-FU GENERATIONメンバーの喜多建介、山田貴洋、伊地知潔から「スタジオが完成し、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのレコーディングができる日を楽しみにしていますし、この活動が多くのみなさんに届くよう応援しています」と、プロジェクトへの期待を込めメッセージが寄せられた。

今回クラウドファンディングは、明治時代から残るお茶の倉庫をレコーディングスタジオに改修する費用と宿泊施設の改修を目的として「5,500万円」の目標金額を設定。改修費を上回る支援が集まった際は「Music Inn Fujieda」の運営費に充てられるとのことだ。

クラウドファンディングは9/27(金)からスタート。またASIAN KUNG-FU GENERATIONが8月24日および25日に横浜BUNTAIで開催する＜Anniversary Special Live “ファン感謝祭2024”＞並びに9月30日からスタートとなる＜Tour 2024「ファン感謝サーキット」＞の各会場でプロジェクト支援の為の募金箱を設置する予定だ。リターンに関する情報やその他詳細は、9月27日のクラウドファンディング開始日までに順次発表される。

以下に、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの喜多建介、山田貴洋、伊地知潔のメッセージをお届けしたい。

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「スタジオを探している話は以前から聞いていたので、いよいよだなという感じがしています。
僕たちも若い時に経験しましたが、宿泊しながら音楽を作る機会が減ってきている中で「滞在型スタジオ」という制作に集中できる環境と、リーズナブル且つ良い音で録音できるスタジオづくりを目指している、素晴らしい取り組みだと思います。スタジオが完成し、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのレコーディングができる日を楽しみにしていますし、この活動が多くのみなさんに届くよう応援しています」
ASIAN KUNG-FU GENERATION
喜多 建介 / 山田 貴洋 / 伊地知 潔

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