大貫妙子、コンサート<ピーターと仲間たち2024>が7/3からスタート
アコースティックやオーケストラなど、これまで様々な編成でコンサートを披露してきた大貫妙子が、コンサート<ピーターと仲間たち2024>を7/3からスタートさせた。
<ピーターと仲間たち>は、シンセやシークエンサーを使った曲を中心にして構成。2023年、初めて東京で開催されて好評だったため、第2弾は大阪公演も含めて3公演が行われることになっている。そこで初日の恵比寿ガーデンホールの模様を早速レポート。メンバーは前回と同じく、フェビアン・レザ・パネ(ピアノ)、鈴木正人(ベース)、坂田学(ドラム)、伏見蛍(ギター)、網守将平(キーボード)、松井寿成(シークエンサー)といった面々だ。
網守が弾く多彩なシンセの音色。松井の生み出すダンサブルなビートがバンド・サウンドのキモになりつつも、伏見のエレキ・ギターも大活躍。こんなにギターが掻き鳴らされる大貫のコンサートは近年珍しく、演奏からロックなテイストも感じられて観客の反応も熱い。
選曲は坂本龍一がアレンジを手掛けた曲が多く、なかでも80年代の名曲の数々がオリジナルに沿ったアレンジで再現されているのも嬉しいところ。近年のコンサートで披露されている曲も、このバンドのアレンジで聴くとひと味違う。聴いていると自然と体が揺れて、興奮した観客の声援に大貫も笑顔がこぼれる。
大貫のコンサートといえば、しっとりと歌を聴かせる大人っぽいイメージが強いが、このコンサートでは大貫の歌声は少女のように軽やかに弾んでいる。「元気なうちにこういうコンサートをやっておきたくて」と大貫は冗談めかして笑っていたが、彼女の歌の洗練されたポップさにフォーカスを当てた最高に楽しいコンサートだった。
リリース情報
CD:COCB-54368~9 ¥5,500(税込)
BD:COXA-1360 ¥7,700(税込)
LP: COJA-9511~2 ¥6,050(税込)
※LPのみ7月24日発売
収録楽曲:
1.横顔
2.都会
3.船出
4.幻惑
5.街
6.朝のパレット
7.One Fine Day With You
8.Mon doux Soleil
9.Volcano
10.新しいシャツ
11.夢のあと
12.星の奇跡
13.虹
14.色彩都市
15.Happy-go-Lucky
16.突然の贈りもの
17.dreamland
収録日:2023年11月18日(土)
会場:昭和女子大学人見記念講堂
ライブ・イベント情報
出演:大貫妙子(Vo) フェビアン・レザ・パネ(Piano) 鈴木正人(Bass) 坂田 学(Drums) 伏見 蛍(Guitar) 網守将平(Keyboards) toshi808(Sequencer)
7月6日(土) 大阪・Zepp Namba 16:00開場 17:00開演
(問)キョードーインフォーメーション 0570-200-888
7月9日(火) 東京・EXシアター六本木 18:00開場 19:00開演
(問)キョードー東京 0570-550-799
この記事の関連情報
大貫妙子、4年ぶりのシンフォニック・コンサート開催が決定
大貫妙子、5月発売の最新ライブ作品より「都会」の映像を一部先行公開
シティポップの源流、PANAMレーベルが公式YouTubeチャンネル開設
『RADIO SAKAMOTO』最終回、坂本龍一が高橋幸宏の楽曲をセレクト。大貫妙子がナビゲーター
【ライブレポート】大貫妙子、<アコースティックコンサート>にめったに聴けないような音体験
村上“ポンタ”秀一のトリビュートコンサート、開催決定
原田知世、『恋愛小説』第3弾で細野晴臣、大貫妙子、小山田圭吾、土岐麻子とデュエット
ネバヤンの主題歌&大貫妙子の劇中歌が聴ける『サイコト』予告編解禁
<FUJI & SUN'20>に安藤裕子、KIRINJI、くるり、森山直太朗、林立夫 with 大貫妙子ら