【会見レポート】森口博子・水樹奈々・宮野真守・蒼井翔太、過去最大規模の＜キンスパ2024＞は「アニソンってやっぱり素敵だなと思える1日になる」

キングレコード主催フェス＜KING SUPER LIVE 2024＞が、5月11日・12日にKアリーナ横浜で開催された。

◆撮り下ろし写真

＜KING SUPER LIVE 2024＞はアニソンの歴史を牽引しているキングレコードならではのアーティストが集結する大型フェス。6年ぶり4回目の開催となる今回は、過去最多のアーティスト29組が出演し、このイベントのみのコラボパフォーマンス含め2日間で計100曲という最多楽曲数を披露。

5月12日のDAY2公演開演前には、蒼井翔太・水樹奈々・森口博子・宮野真守（五十音順）が囲み取材に登場。それぞれがDAY1の感想、DAY2への意気込みなどを語った。

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まずそれぞれが本日の意気込みを。

蒼井翔太は「＜KING SUPER LIVE 2024＞2日間で4万人。本当にたくさんの方が楽しみにしてくださっているイベントでございまして、その皆様が満足して帰っていただけるように僕自身も1アーティストとして精一杯歌わせていただきたいなと思っています」


宮野真守は「6年ぶりということで、世間的にもコロナ禍を経てという形にはなるんですけども、エンタメが色々厳しい中僕らも色々続けてきて諦めずにいて良かったなっていう風に思います。昨日もやはり我々は絆が深いなと森口さんとも話していて、やっぱりこういうフェスをできるってことは我々の活力にもなるし、そしてまたファンの皆様とこうやって絆を交わし合いながら歌えたということは、僕にとってやっぱり宝だなという風に思ったので今日も頑張りたいと思っております」


昨日のDAY1でトップバッターを務めた水樹奈々は「トップバッター、しかも6年ぶりということで、溜まりに溜まったエネルギーを一気に放出して突破口となるようにとの思いで手に汗握りながら私も緊張感たっぷりに飛び出していったんですけれども、それを一気にファンの皆さんが散らしてださったというか“大丈夫だよ、同じ気持ちだよ”と大きな愛で包み込んでくださって、一気にトップギアへ。もう楽しくて楽しくて、もうやっとこの日が来たんだ！」と昨日の感想を語り、

続けて「キングレコードのレーベルメイトが一堂に会するイベントっていうのは2015年までなかったので、森口さんと“オリンピックみたいに続くイベントになればいい”とお話をしてて、それが叶って、今回は4度目になるということで。こうして恒例化してきたっていうのもとても嬉しく感じましたし、同じく待ちわびてくださってくれるファンのみなさんがいるということに、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。みなさんから昨日もたくさんエネルギーいただいたので、今日も爆発させていたきたいと思います」と、DAY1に負けない熱気を感じさせるコメントを。


DAY1では後半戦のトップバッターとしてして登場した森口博子は、3人から「女神ー！」と称賛されながら「奈々ちゃんの史上最強の幕開けの大きなパスが出演者の皆さんにどんどん受け継がれていって、ステージに立った時に、誰もアウェイにしないファンの皆さんの絆も全身で感じた」「以前にもみんなで仲良しだねって言ってたけど、アイコンタクトがこんなに多いフェスはなかなかない。最後のラインナップも、本当にみんながいろんな苦労を乗り越えてきて、ここに同じベクトルで向かってきたということが一気に爆発して、それをお互いに受け止め合った最強のライブだったと思うので、またその絆をさらに深めてみんなのご褒美になるような最高のライブになったらいいなと思ってます」と語った。


そして、本公演の見どころについては、満場一致で「アーティスト同士のコラボ」と。宮野真守から「俺の曲歌うもんね！」とふられた蒼井翔太は、もともと宮野真守の仮歌を歌っていたそう。宮野真守は「この子、仮歌がうまくて嫌だなと思っていた（笑）」と言い、今日も「僕よりうまく歌うのはやめてね（笑）」とお願い。蒼井翔太は「ご本人様とその歌をこういうテージで歌わせていただくってやっぱなかなかないこと。人一倍やっぱ緊張感もありますが、楽しんで歌わせていただければ」と感慨深げな様子だった。


水樹奈々は本日のDAY2で水瀬いのりと「Glorious Break」でコラボすることについて、「私のファンクラブに入るくらいだったいのりちゃんと、共演していた作品のキーになる曲を2人で歌えるということが感慨深くて。今日母の日だから、自分が母になったような気分。いのりちゃんとは親子の役もやったことがあるので、母性爆発でいきたいなと思っています（笑）」と。

岡崎美保とは「DISCOTHEQUE」をコラボ披露するが、水樹奈々が審査員を務めた回の「NHKのど自慢」で岡崎美穂がこの曲を歌っていたというゆかりもあるそうだ。これについても母のような気持ちが爆発すると語った。

なお、DAY1では田村ゆかりと『魔法少女リリカルなのは』ED曲「Little Wish 〜first step〜」でコラボしており、事前の打ち合わせは特にしていなかったにもかかわらず、田村ゆかりが本番中に手を差し伸べてきたことで、物語と2人の気持ちがリンクし感動したそうだ。

森口博子は“マスク、ブラジャー、エゴサ、三種の神器”というぐらい、いつも当たり前にエゴサをしているそうなのだが、DAY1終了後もしっかりSNSをチェックしていたとのこと。そこで熱いファンの感想をみて、改めて「セットリストもコラボも、時代を超えてアニソンってやっぱり素敵だなと思える1日になる」と強く思ったそうだ。


宮野真守はDAY1で刺激を受けたようで、「個人のステージが凄すぎて魅力が爆発していて。しかもそれが個性があっていい」と感じたそうで、本日のステージでは“こういうフェスでは絶対にやらないこと”を試してみようと思っていると明かした。

話題は森口博子が8月7日にリリースするアニソンカバーアルバム第2弾『ANISON COVERS 2』にも。本アルバムのジャケットでは、森口博子が34年ぶりのビキニ姿を披露。「アニソンってこんないい曲がたくさんあるんだ！」ということをジャケットもあわせて総合的に楽しんでほしいということで「50代のイタズラな体が爆発しております」「今後また見れるかどうかはみなさん次第♡」とキュートにアピール。ちなみにスタイルの良さはコンサートで踊る機会が多かったためで、特に体づくりはしていないとのこと。



水樹奈々はそんな森口博子の姿勢をリスペクト。森口博子も水樹奈々がキングレコードに入ってきたとき、こんなにエネルギッシュで革命を起こしてくれる後輩が出てきたことに“潰すしかない”と思ったと冗談を飛ばし、リスペクトしあいつつ仲睦まじい様子を見せてくれた。


いよいよ公演が時間が近づいてきて、本日のトップバッターを飾る宮野真守が「登場から、自分のライブでやったことをやろうと思っていて。こんなのフェスでは見たことない。もしかしたらざわついちゃうかもしれない」と期待を煽って、囲み取材は終了。森口博子が囲み取材の最後に「キングっていいな！」と言ったとおり、本日の＜KING SUPER LIVE 2024＞も素敵なものになる。

なお、BARKSでは追ってDAY2のオリジナルレポートを掲載する。

取材・文◎服部容子（BARKS）
撮影◎三上信