【インタビュー 第三弾】SiMのSHOW-HATEが語る、SCHECTERシグネチャーモデル「一緒に理想を追求して最高の音に仕上がった」
■たぶん生きてるんですよ
■ギターやアンプというのは
──6弦と7弦のシグネチャーモデルが揃ったわけですが、それぞれのお薦めポイントを御本人からお願いします。
SHOW-HATE:やっぱりどう考えても音がいい。最近っぽい音がするギターはたくさんあると思うんです。だけど、ギターを弾くのも聴くのも人間じゃないですか。俺、人のギターの音を聴いて、血が通ってないなって思うこともあるんですよ。でも、温かいところがあると、人って心が動きやすいと思うんですよ、その音を聴いたとき。俺のギターを弾けば、弾き手の人間性もちゃんと出てくれると思うんです。マジで音がいいんで。
──それくらいピッキングのニュアンスを出すことができると。
SHOW-HATE:俺はハイゲインなアンプを使っているけど、右手のニュアンスもすごく拾ってくれるギターだと思う。自分がなにを弾きたいか、それを音にして明確に出してくれる。そこかな、俺のシグネチャーモデルのいいところは。やっぱり自分が弾いている意味とか、自分じゃなきゃダメな理由とか。長く弾いていると結局そういうところに行き着くと思うので。そこを大事にしてくれるギターする。さらに、ギターは弾き込むほどに育っていくので、これからどういうふうになっていくかも楽しみですね。
──では、アンプや足元のエフェクター類も教えてほしいんですが、今までどういうものを使ってきたんですか?
SHOW-HATE:最初に買ったアンプはマーシャルのJCM2000だったんですけど、出してみたら、俺の理想とは全然違って(笑)。それはすぐに友達に売って、次に買ったアンプがヒュース&ケトナーのトライアンプ。
──モダンでヘヴィな音をすぐに出せそうですね。
SHOW-HATE:まぁそうなんですけど、いい子ちゃんの音でもあってね。ただ、そんなに嫌いな音でもなかったので、ずっと使っていて。ちょうど3rdアルバム『SEEDS OF HOPE』を出す前に、今度はディーゼルのハーバートを買ったんですけど、それが本当に自分好みの音だったんです。ミッドレンジも俺が好きな立ち上がり方をして、単音を弾いても引っ込まずに音がちゃんと前に出てくれる。しかもアンプって不思議なもので、自分が“この音にしたい”と思ってずっと鳴らしていると、その音が鳴るようになるんです。
──セッティングの話ではなくて?
SHOW-HATE:そうじゃなくて、鳴り自体が望む音になっていくんですよ。真空管がいい感じに劣化して音の硬さが取れたり、キャビネットも使い続けていたら鳴りが変わっていくし。そういうのも影響してなのか、本当にいい音が鳴るにようになるんです。
──ギターと同じように、弾き込むほどに変わっていくものなんですね。
SHOW-HATE:ただね、coldrainのMASATOに言われたんですけど、「ヒュース&ケトナーを使っているときと、ディーゼルを使っているときでは、音はそんな変わってないよ」って(笑)。「でも、ヒュース&ケトナー時代のいい感じを残しつつ、もっといい音になってるけどね」って。だから、音の印象自体はそんなに変わってないのかもしれない。クセも全然違うアンプだけど、結局出したい音があったら、そういう音になっていくというか。たぶん生きてるんですよ、ギターやアンプというのは。その日によっても全然音が違ったりもするし。どれだけかわいがるかで、いい音になるんじゃないかな。精神論みたいなこと言ってるけど、本当にそうなんですよね。
▲SCHECTER AC-SM-SH-7 (写真左)/SCHECTER PA-SM-SH-7 (写真右)
──分かります。使用エフェクターは、どんな遍歴を辿ってきました?
SHOW-HATE:俺、歪みエフェクターはほぼかましてなくて、空間系エフェクターがほとんどなんですよ。ディレイ、リヴァーヴ、コーラスやフェイザーとか。以前は足元のエフェクターもむちゃくちゃあったんです。でもトラブルが怖いんで、どんどん省いていって、今はもう結構シンプルです。そのセレクトも“本当にこのエフェクターを使わないと出ない音”という感じで。たとえば、「Amy」のファズの音は特徴的だと思いますね。あのファズはハンドメイド・エフェクターなんで、あれを使わないと出ないんですよ…って言いましたけど、今はそのファズも省きました(笑)。今、Kemperを使っているんで。Kemperに内蔵されているファズを3つぐらい重ねて、「Amy」の音を作っています。変わったエフェクターはそんなに使っていないかな。
──SiMのギターサウンドを作る秘訣はありますか?
SHOW-HATE:とりあえずローとミッドは大事。何度も言ったように、音の温かい部分ですよね。SiMって、冷たい部分より温かい部分のほうが印象的だと思うんです。だからギターの音作りは、ミッドとローをどうバランスを取るか。シールドもローミッドがよく出るやつを選んでいます。あとスタックアンプを使っていた時代は、ヘッドとキャビをつなぐケーブルを何種類も持ってました。ライブハウスや会場によって、音が変わっちゃったりするので、リハで鳴らしながら「今日はこのケーブルがベスト」って選んでいましたね。意外に安いケーブルでもクセがなくて良かったりするのがあるし。みんなも、お手軽なところでいろいろ試してみて、自分の好みのものを見つけてみるのもいいと思います。
──最後にSiMのファンのみんなにもメッセージをください。
SHOW-HATE:ギター買ってくださ〜い。お願いします。
──直球ですね(笑)。
SHOW-HATE:そう(笑)。うちらのフェス<DEAD POP FESTiVAL>の会場にはギター弾けるブースがあるので、ギターを弾いたことない人も弾ける人も楽しめます。俺のチューニングって、左手を使わずに4〜6弦をジャーンと鳴らすだけでもコードトーンになるので、恥ずかしがらないで、一度だけでも鳴らしてほしいな。それで興味を持ってくれたら、ギターやバンドを始めるきっかけになると思うし。ぜひフェスに遊びに来て、ギターも弾いてください。で、ギターを買うなら俺のモデルにしてね。というふうに、みんなにも言っておいてください(笑)。
取材・文◎長谷川幸信
撮影◎野村雄治
【SCHECTER AC-SM-SH-7/SIG】
▲SCHECTER製AC-SM-SH-7/SIG
【SPECIFICATIONS】
BODY : Light Ash
NECK : Maple 3P / 14° (Neck Head Angle) / Super Adjust System
FINGER BOARD : Ebony / Top Position Inlays (Acrylic RED), Side Position Inlays (Luminous)
FRETS : 24F(Jescar Fret Wire)
SCALE : 26 1/2"
JOINT : Ultra Access 4-Bolt
PICKUPS : Seymour Duncan SH-5-7 / Seymour Duncan SH-4-7
BRIDGE : HIPSHOT .175 7st
CONTROL : 2Volume / 1Toggle Switch
COLOR : Black In Blood (Sand Blast Finish)
TUNING:G/D/G/C/F/A/D
STRINGS:.012/.016/.026/.036/.046/.064/.080
PRICE : 968,000yen (in TAX) / 880,000yen (without TAX)
Notes : with Semi-Hard Case
※SHOW-HATE本人サイン入り認定証付
※完全受注生産
※2023年12月22日金曜より受注スタート
【SCHECTER PA-SM-SH-7】
▲SCHECTER製PA-SM-SH-7
【SPECIFICATIONS】
BODY : Ash
NECK : Maple 3P / 14° (Neck Head Angle) / Super Adjust System
FINGER BOARD : Ebony / Top Position Inlays (Acrylic RED), Side Position Inlays (Luminous)
FRETS : 24F
SCALE : 26 1/2"
JOINT : Ultra Access 4-Bolt
PICKUPS : Seymour Duncan SH-5-7 / Seymour Duncan SH-4-7
BRIDGE:Gotoh 510FX-7
CONTROL : 2Volume / 1Toggle Switch
COLOR : Black In Blood (Burner Blast Finish)
TUNING:B/E/A/D/G/B/E
STRINGS:.010/.013/.017/.026/.036/.046/.056
PRICE : 275,000yen (in TAX) / 250,000yen (without TAX)
■ツアー<“PLAYDEAD” WORLD TOUR SEASON 1>
3月27日(水) 東京・Zepp DiverCity Tokyo
w/ ハルカミライ
▼振替公演
6月17日(月) 大分 DRUM Be-0
w/ 10-FEET
6月19日(水) 高知 CARAVAN SARY
w/ 10-FEET
【チケット】
4,900円(税込)
※電子チケット / 紙チケット 併用
※入場時、要別途DRINK代
※6歳以上有料(保護者1名につき6歳未満のお子様1名同伴可)
■SiM主催フェス<DEAD POP FESTiVAL 2024>
6月30日(日) 神奈川県川崎市 東扇島東公園特設会場
open9:00 / start11:30
▼出演者
SiM、coldrain、HEY-SMITH、HYDE、LiSA、THE ORAL CIGARETTES、ROTTENGRAFFTY、Saucy Dog ...and more
▼チケット
・1日券 前売 9,800円(税込)
・2日通し券 前売 19,000円(税込)
・2日通し券セーフティーゾーン 前売 20,500円(税込)
【オフィシャル1次先行予約受付(全券種)】
受付期間:3/14(木)17:00~3/24(日)23:59
※電子チケットのみ
※小学生以上有料、未就学児は保護者同伴の場合無料
※枚数制限:お一人様4枚まで
※購入時に購入者様の個人情報の入力が必要です
(問)https://deadpopfest.com
<TRIPLE AXE THE LAST TOUR>
7月10日(水) 大阪・Zepp Osaka Bayside
7月16日(火) 愛知・Zepp Nagoya
7月25日(木) 北海道・Zepp Sappro
8月21日(水) 千葉・幕張メッセ イベントホール
▼Zepp公演チケット
・1Fスタンディング:5,900円(税込・入場時別途ドリンク代・整理番号付き)
・2F指定席:5,900円(税込・入場時別途ドリンク代)
※お一人様4枚まで
▼幕張メッセ イベントホール公演チケット
・VIPチケット:17,500円(税込) ※一般発売取扱なし ※お一人様2枚まで
・1Fアリーナスタンディング:7,500円(税込) ※お一人様4枚まで
・スタンド指定席:5,900円(税込) ※お一人様4枚まで
【オフィシャル1次先行】
受付期間:4/7(日)23:59まで
https://eplus.jp/tripleaxe/
■SiMのSHOW-HATE 直筆サイン入りチェキ プレゼントキャンペーン概要
【応募資格】
・日本国内にお住まいの方
・X (Twitter)アカウントをお持ちの方
・BARKS編集部 X (Twitter)アカウントから投稿される応募用のポストをキャンペーン期間内にリポストした方
※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態でご参加ください。アカウントが非公開の場合は参加とみなされません。
※ダイレクトメッセージを受信拒否設定している場合、参加とみなされません。
【賞品名・当選人数】
・SiMのSHOW-HATE 直筆サイン入りチェキ
・1名様
【応募方法】
1. BARKS編集部 X (Twitter)アカウント「@barks_news」をフォローしてください。
2. BARKS編集部 X (Twitter)アカウントから下記キャンペーン期間中に投稿されるキャンペーン応募用の投稿をリポストしてください。
3. 上記で応募は完了となります。
※フォローを外すと応募権利がなくなりますのでご注意下さい。
【応募期間】
2024年3月22日(金)~2024年4月22日(月)23:59まで
※上記期間内にされたリポストが応募対象です。
【当選発表】
・X (Twitter) DMにて当選のご連絡と専用フォームのURLをお送り致します。
・専用フォームで必要事項を入力ください。
【賞品発送】
・配送は国内のみ、賞品は2024年5月中旬に発送予定です。
※やむを得ない事情により賞品の発送が若干遅れる場合がありますので予めご了承ください。
※ 以下のような場合には、ご当選の権利を無効とさせていただきます。
1. ご住所入力の不備により、賞品がお届けできない場合。
2. ご不在などにより、運送会社での保有期間を超えて賞品をお届けできなかった場合。
【ご注意事項】
・転売 (不特定多数への転売、オークションなどを含む)目的でのご応募は、ご遠慮願います。
【個人情報取扱い】
・お客様からいただいた個人情報は、賞品の発送及び、サービスの開発や、個人を特定しない統計資料、当該プレゼント/モニタにおける商品の発送、及びそれにまつわるサポートのために利用いたします。上記以外の目的で個人情報を利用する場合は、予めその目的を明示し、お客様の同意を頂いた場合のみ、個人情報を利用いたします。
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