TLC、一夜限りの単独公演を豊洲PITにて開催

TLCの名作アルバム『クレイジーセクシークール』（原題『CrazySexyCool』）の発売30周年を祝う一夜限りのスペシャル単独公演が、3月18日（月）に東京の豊洲PITにて開催されることが発表となった。

『クレイジーセクシークール』は1994年に発売された彼女たちのセカンド・アルバムで、全米アルバム・チャート7週連続1位を獲得、その後２年以上にわたり全米アルバムチャート上位にランクインした大ヒット作。全米で1,200万枚、全世界でも2300万枚を売り上げ、アメリカ人ガールズグループとして史上最も売れたアルバムとなった。「第38回グラミー賞」では最優秀R＆Bアルバムなど2部門受賞し、「ローリング・ストーン誌」を始め、数多くの音楽メディアが選ぶ歴代名作アルバム・リストに名を連ねており、音楽スタイル、メッセージ性の強さなど後出のアーティストに大きな影響を与え続けている名盤だ。




TLCはシンガーのT-ボズ（ティオンヌ・ワトキンス）、チリ（ロゾンダ・トーマス）、そしてラッパーのレフト・アイ（リサ・ロペス）の3人で結成され、1992年にシングル「エイント・2・プラウド・2・ベッグ」でデビュー。1994年にセカンド・アルバム『クレイジーセクシークール』、1999年にはサード・アルバム『ファンメール』をリリースし、『ファンメール』は全世界で1,000万枚以上、日本でも100万枚を超えるセールスを記録した。翌年の第42回グラミー賞では再び2部門を受賞。まさに順風満帆な活躍を続け、新作の制作も始まっていた2002年4月、レフト・アイが中米ホンジュラス滞在中に不慮の交通事故により他界してしまうという突然の悲劇がグループを襲う。多くのファンが悲しみに包まれるも、その後T-ボズとチリでアルバムを発表するなど精力的に活動を続けている。

なお今年は歴史的名作アルバム『クレイジーセクシークール』の発売30周年であり、アルバム『ファンメール』の発売25周年でもあるアニバーサリー・イヤー。今年3月のジャネット・ジャクソンとのツアー来日も控えている。