【俺の楽器・私の愛機】1452「特報!血迷ったか?無職のオジサン」
【Martin D-76】(福岡県 ヒロ31 57歳)
またまた投稿失礼いたします。楽器人生最大の事件です。
実は先月で30年勤めた職場を退職いたしました!それほど高い給料もらっていた訳ではありませんが、そこそこの退職金もいただいたので、さて、使い道は?と考えてみたり…。ですが、もちろん先の事も考えると、あまり無茶はできないと肝に銘じてはおりました。
9月になり本格的な就職活動する前に、遠方の知人たちに会っておこうと思い、5日間東京に生息、その最中、現在エレキを注文中の楽器屋へ住所の変更など報告しに出かけ、ついでに良さげなストラップを購入!これに合うのはビンテージ・アコギかな?などと妄想しつつ、気になっていた別の楽器屋へ。しばらく東京にも行けないのなら、たくさん置いてある名器をちょっとだけ触らせてもらおう、と厚かましい気持ちで入店。
生まれ年あたりのマーティンを、と軽い気持ちでお願いしてみて、60年代のD-28とD-35をまとめて試奏。ピッタリ年のものが残念ながらなく少々がっかりしつつ、そういえば、ここにはD-76もあったなぁと、追加で弾かせてもらうと、これはすげー!一発でノックアウトされました。
力強くて、けれど繊細な響きもある、倍音もりもりの魅力的な音色が腕の中で鳴りまくり。いやー、いっときだけでも手元に置いておきたい!という衝動に駆られ、気づけば支払いの相談をしていました。高い買い物でしたが、後悔はしておりません。
初めて触ったギターはご多分に漏れず国産のマーティンコピーでしたので、本物のマーティンにはもちろん憧れがありました。しかしまさか自分が本物を手にするとは…今でも信じられません。
これからこの名器を大事に使わせていただきますが、いざとなれば次の方に引き継いでいただいて、いつまでも元気に鳴り続けて欲しいものです。
◆ ◆ ◆
ブルーケースもかっこいいねえ。当時としてはマーティンが限定モデルを出すこと自体かなり珍しいことだったので、私も全財産を握りしめて中古探しに翻弄したものです。要所要所でヘリンボーンが起用されている点も、古き良きスピリットを表しているんだろうなあと妄想したり。作りはD-35ですけど、D-45クオリティの作り込みと言われていたので、その触れ込みだけでほしいほしい病:GASが発症しました。なにしろD-76はかっこいいのよ。限定うんぬんの前に、アメリカンスピリットの結晶ですから。その後マーティン沼に足を取られD-76も手放してしまったけれど、もう二度と出会えないんだろうなと、しっぽりしています。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
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「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」
※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。
引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。
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