「ちゃくら」recommend by 下北沢SHELTER(東京)
未来の音楽シーンを牽引するであろうアーティストや、絶大な人気を誇ることになるまだ見ぬミュージシャンは、全国にたくさんあふれている。
いまだ知られていないバンドやシンガーソングライターをはじめ、注目のアーティストを全国から集結させるべく、一番身近な立場でアーティストを応援し続けている全国のライヴハウスに「今、注目のアーティスト」を紹介してもらうこの企画、今回は下北沢SHELTERが「ちゃくら」を紹介してくれた。
2022年6月に結成した新進気鋭のちゃくらは、ワキタルル(B, Cho)が同じ学校のサクラ(Vo, G)、まお(G)、葉弥(Dr, Key)を誘って結成されたガールズバンドだ。虚言癖のサクラ、陽気なメンヘラのワキタ、不憫だけどいい奴のまお、箱入り娘の葉弥という彼女たちは、本人曰く「音楽以外ぽんこつ」だとか。未完成という無限の伸びしろに、これからの活躍が大いに期待できる注目のバンドだ。
ちゃくら
──下北沢SHELTERがちゃくらを選んだ理由は何ですか?
下北沢SHELTER:等身大の歌詞が強い若手バンドで、これからどんな歌詞を書いて、どんなバンドになっていくのか楽しみだから!
──ちゃくらとの思い出はありますか?
下北沢SHELTER:私が活動を共にしているバンドの連続企画内で2回ちゃくらをお誘いさせてもらいました。会場入りから無邪気さのある4人に、毎回ただただ微笑ましく思っていました。
──今後、どのようなアーティストになっていくと思いますか?
下北沢SHELTER:まだ若い彼女たちですが、今はライブもたくさんしていて10月にはツアーでSHELTERにも来てくれます。まだまだこれからどんな形にも進化できる段階だと思うので、「ちゃくらといえばこんなバンド」というのが出来上がっていくのを楽しみにしている状況です。
──特にお気に入りの楽曲を教えてください。
下北沢SHELTER:「海月」。ちゃくらを知って、好きになったきっかけの曲です。
──ちゃくらのライブの魅力はどのようなところでしょうか。
下北沢SHELTER:みるたびに進化しているライブ。お客さんをよく見ていて一緒に楽しんでいる空間が見ていて楽しいです。二十歳の彼女たちが今たくさんライブをしている事は来年に大きく影響して、年を重ねるたびにライブの魅力も増えていくバンドだと思っています。
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──今回、下北沢SHELTERのオススメアーティストに選ばれた感想を教えてください。
ちゃくら:大好きなSHELTERさんに選んでいただけて本当に嬉しいです。
──ちゃくらは、どんなバンドですか?
ちゃくら:新進気鋭猪突猛進ガールズバンドです。
──バンドの魅力、ライブで大切にしていることは?
ちゃくら:等身大の素直な言葉で、ライブハウスで生で届けることを大切にしています。
──下北沢SHELTERとの思い出はあります?
ちゃくら:9月4日~9月8日まで開催するちゃくら自主企画<下北沢武者修行&侵略大作戦>の初日にSHELTERさんでライブさせていただくので、本当に気合いバッチリでとっても楽しみです!
──特にオススメの曲はありますか?
ちゃくら:聴いてほしい曲は「海月」です。サクラ(Vo)の儚い歌声と、ワキタルル(B)の寂しい歌詞がちゃくらの世界観を感じ取れる1曲です。
──これからどんなバンドになりたいですか?
ちゃくら:音源よりライブがいいライブバンド。何よりも歌詞を届けたいです。音楽以外はポンコツだけど、音楽に命かけてます。
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──下北沢SHELTERはどのようなライヴハウスですか?
下北沢SHELTER:なんと言っても下北沢の老舗ライブハウス。ライブハウスのキャパ数関係なく、様々なアーティストが日々出演し続けている常に注目すべきライブハウスです。
──SHELTERで働いていて楽しいと感じる瞬間は?
下北沢SHELTER:かっこいいと思っていたバンドのライブがSHELTERで決まっている時や、ライブハウスで働く醍醐味の「ライブを見ながら仕事ができる」という仕事の中に好きがある時。私はこれから下北沢SHELTERでブッカーとして働いていく身ですが、私にとってのブッカーのやりがいはアーティストがやりたい事をライブハウスで実現させているのを見れた時と、お客さんがイベントに来て楽しんでいる瞬間を目の前で見ることができることです。様々な形のあるエンターテイメントですが、ライブハウスでお客さんやアーティストに対して何かを発信できたり、他人の娯楽の一部を作れることはそもそも簡単なことではないと思っているので、それをできるこの仕事に就けていることはとても貴重だと思っています。
──これからどんなバンドに出てきてほしいですか?
下北沢SHELTER:自分たちの音楽にお客さんをどんどん巻き込んでいく勢いのあるライブや音楽を発信をするバンド。
──昨今のライヴハウスシーンをどのように見ていますか?
下北沢SHELTER:SNSの影響はライブハウスにまできていて、リスナーひとりひとりがバンドを発掘している感覚で若いお客さんも多いと思います。明らかに私が10代の頃とは変わりましたが、音楽が広まる方法が増えたことでたくさんの音楽がリスナーの身の回りにはあります。その中で、バンドそれぞれの曲の色やキャラクターは今まで以上に大切になりそうだなと思います。
──あなたにとってライヴハウスを一言で表すと?
下北沢SHELTER:縁の下の力持ち。完全にライブハウスで働いてきた目線での一言です…(笑)
協力◎下北沢SHELTER 松坂輝氏
◆ちゃくらオフィシャルサイト
◆下北沢SHELTERオフィシャルサイト
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